紅宝石少年

ゆきやの読んだ本や行った場所を紹介する気ままブログ。ブログタイトル「紅宝石少年」は、大すきな漫画カストラチュラから。

2017年9月15日は、アスタルテ書房さんへ鳩山郁子『寝台鳩舎』展を見に行きました

2017年9月15日は、アスタルテ書房さんへ、
鳩山郁子『寝台鳩舎』展を見に行きました。
生原稿は東京で拝見していたのですが、
何度見ても素晴らしいもので、
ギャラリーサガのオーナー様が
原稿の解説をして下さっているのを、
遠くで聞きながら(ちょっと恐れ多くて)
こころが沸き立つのを抑えられませんでした。

また、初日ということで、
先生のサイン会もあり
(持っている本を持っていけばよかった)
先生とファンの皆さんの交流が楽しめたりと
素敵な空間でした。

また、モガを思わせるような、
シックないでたちの鳩山先生と
お話もできて、嬉しい限りでした。
憧れの方を目前にするということは、
やはり胸が高鳴るものです。

小品の額縁作品はどれも素敵で、
マスターを見つけて羽ばたいたものもたくさん。

鳩山先生が緻密に描かれた
軍鳩がプリントされたバッグ、大切に致します!

アスタルテ書房さま、ギャラリーサガさま、
鳩山郁子先生、
京都という素敵な街でこのような素敵な機会を作ってくださり
ありがとうございました!

折口春洋さん情報まとめサイトっぽいやつをつくってみました

朝3時に目が覚めて、ふと、折口春洋さん情報まとめサイト作りたくなったので、
突貫で、サイトつくりました。

orikuchiharumi.tumblr.com

描いた絵とか、本の引用とか、載せていけたらいいなと思います。

あと、春洋さんの情報ゆるーく募集中です。

はい。

2017年9月3日は羽咋まで、「折口春洋展」を見に行きました

2017年9月3日は羽咋まで、「折口春洋展」を見に行きました。
春洋さん直筆のお手紙(当たり前か)の字の美しさや
ハガキに整然と並ぶ文字に几帳面な人だったのだなと思い、
創作ノートや抜粋した短歌がはってあって、おおと思ったり、
写真を見て、折口信夫よりやや背が高いなーとか、
折口門下なこともあり、髪の毛短いなーとか、
木島日記や月に吠えらんねえなど、物語の中の「折口春洋」さんは
知っていたけれど、
こうして、実際生きた人としての春洋さんを知ることができたのは、
何とも言えない、不思議な気持ちでした。

残念だったのは、ミュージアムトークの時に行けばよかったなーと。
展示以外の春洋さんのことも知りたかったです。

そして、会場で流れていた折口信夫の映像がさり気に欲しかった。

帰り道迷子になったのを地元の方に救済していただいたりと
結構危なっかしい旅でしたが、
満足です。

はい。

飴屋法水『彼の娘』 感想

飴屋法水『彼の娘』を読んだ。
飴屋さんは知る人ぞ知る東京グランギニョルの主宰で、
超絶美青年で(コシノミハルの野バラの動画を見てくれ)
変わった経歴の持ち主で(知りたいなら調べるといいです)
娘さんの存在もなんだか不思議な感じだ。

飴屋さんであろう「彼」とその娘「くるみ」の
何気ない日常を切り取った物語であると思う。
思う、というのは、彼がときどき飴屋さんでなくなって、
娘も「くるみ」かどうか判然としない書き方をしているからだ。

時間軸もぶれている。違う時間軸の「彼」が
いっぺんに出てくるくだりもある。

それでも、ふんわり優しく、命や死や哲学めいたことについての
エッセイを
彼と彼の娘が紡いでいく。

最後の話では、彼が死んだことになっている。
「彼」はいったい誰だろうか。
疑問を提示ながら、同時に誰でもいいではないかと思った。


飴屋さんの文章は、読みやすくて、親しみやすくて、
そしてなんだか深い。
なぜだかとても愛おしいと思った。

 

 

四弦のエレジー5 感想

さり気に続きが出るのをワクワクしながら待っていた
四弦のエレジーですが、
5巻で完結していました。わお。

 

四弦のエレジー 5 (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)

四弦のエレジー 5 (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)

 

 


音楽を通じて、父を越えることができたアリョーシャ。
アリョーシャの音楽を奏でることで、父の呪縛から解き放たれたエンリコ。
このまま、二人で、幸せに。
それを望んではいけなかったのかなぁ。
哀歌(エレジー)の意味通り、アリョーシャとエンリコには別離がやってきます。
エンリコの死という名の別離。
お父さん殺して犯罪者になっても、生きて二人で生きていってくれたら、それでよかったのに。
そうはならなかった。
数年がたち、音楽家として成功するアリョーシャのそばには、アリョーシャにしか見えないエンリコがいて、アリョーシャがエンリコのために音楽を作ればそれはラブソングだとかいうくだりがあるけど、そんなの自己満足だし、エンリコとアリョーシャのふたりのその先ではないから、やっぱり悲しくて泣きました。
幻影の中のエンリコがたとえとても幸せそうでも。

絵の動きとか、表情とかすごく好きな作品だったので、この著者の次回作も期待です。はい。

神様の御用人7巻  感想

神様の御用人7巻の感想を。

 

神様の御用人7 (メディアワークス文庫)

神様の御用人7 (メディアワークス文庫)

 

 


【あらすじ】
朝を迎えるごとに記憶を失ってしまう月読命(つくよみのみこと)。彼の御用は、こんな自分を支えてくれる実弟須佐之男命(すさのおのみこと)への贈り物を探して欲しいというものだった。
 いつも通り行動を起こす良彦だったが、それはやがて予期せぬ方向へと一同を導くことになり……。
 一方、穂乃香はとある女子生徒と「月」をきっかけに距離を縮め、次第に彼女の心に寄り添っていく。
 記紀に伝えられることなく葬られた神々の秘密が今、月光に晒される――。
メディアワークス文庫サイトより

【感想】
やらかしてくれました。
盛大にやらかしてくれました。
これは、神話に対する壮大な仮説です。
もしも記紀神話を歴史とみなすなら、学会に一石投じたぐらいの衝撃作ではないでしょうか。
良彦が月読命から受けた「月読の荒御霊を探す」御用を紐解くうちに、スサノオ高天原で大暴れした真相にたどり着いてしまうという話の筋書きで、ものすごく興味深く読みました。
そういう話に持っていくならば、月読命の記述が記紀神話で極端に少ないことがナットクというか、よくそんな考えに至ったなと。
今まではよく調べていたナァでしたが、今回はそれからさらに飛躍して、すごい説を提唱したなぁと感心一仕切です。
今回は御用がかなわないかと思いましたが、やはり良彦の思いの強さでしょうか。無事解決してよかったです。
しかし、黄金もまた何かが欠けているという、不穏なスサノオの言葉。次回への布石でしょうか…。
ネットで打ち切りとか言う話が出てましたが、そんなことはなく、7巻も無事出ましたので、次巻の8巻も発行楽しみにしております!

僕のジョバンニ 感想

『僕のジョバンニ』という漫画があるのですが、
1巻は孤高の少年セロ奏者(鉄雄)と海難事故にあって鉄雄のうちに引き取られた少年(郁未)の出会いとセロの演奏の分かち合い。

でまぁ、ふーんという感じだったのですが、
1巻ラスト付近で、郁未が鉄雄の度肝を抜く演奏をしてしまい、あ、ドロドロな予感。。。

というところで、2巻が先日久しぶりに出たんですけれど、
俺の大切なもの(セロを演奏するということ)を奪って! という鉄雄にそれを奪ってでも、君の特別でいたいという郁未。
けっきょく鉄雄が修行のため、魔女と呼ぶ有名なセロ奏者について海外に行ってしまって、数年後…。
鉄雄は技巧でセロを昇華させ、郁未もまたセロを続けて、セロ界の王子みたいな扱いになっている。
その二人がひょんなコンクールで再び出会い…。
で3巻に続いたんですが、続きがすごく気になる、名作になってきましたよ、奥さん。
こどものころ表情がくるくる変わる可愛くあどけなかった郁未が、年を経たら仏頂面になっていたのですが、鉄雄に再会して、その音色を聴いたときにどういう反応を示すか、楽しみです。
あと、互いに成長したのですが、成長したその先の姿でも、郁未は鉄雄を特別だと思っていて、鉄雄の特別であり続けたいと思うのか、
それとも、技巧で勝負する鉄雄を見限るのかにも興味あります。
まぁ、個人的感想としては、努力型の鉄雄も天才型の郁未もそれぞれの型の中で互いを求めたらいいと思うよ!
1巻は単なる序章だったのだなぁと。これから読む方は、1、2巻まとめて読むといいですよ!
(続きが気になるから雑誌買おうかなぁ…)

 

僕のジョバンニ 1 (フラワーコミックスアルファ)

僕のジョバンニ 1 (フラワーコミックスアルファ)

 

  

僕のジョバンニ 2 (フラワーコミックスアルファ)

僕のジョバンニ 2 (フラワーコミックスアルファ)