紅宝石少年

ゆきやの読んだ本や行った場所を紹介する気ままブログ。ブログタイトル「紅宝石少年」は、大すきな漫画カストラチュラから。

冥婚ゲシュタルト漫画化!! ちょううれしい

ゆきやさん一押しの劇団さんに「虚飾集団廻天百眼」さんがいるのですが、

www.kaitenhyakume.com

劇団オリジナルストーリー「冥婚ゲシュタルト」が個人的にすごい好きでして、

www.kaitenhyakume.com

劇収録DVDを出版社に送り込んで漫画化の嘆願をしようと思ったぐらいなんですよ。
そしたら公式が、クラウドファンディングで千之ナイフ先生で漫画化するという!

motion-gallery.net

もちろん応援しました。
そして、クラウドファンディングは目標を達して、
漫画化決定!(超嬉しかった)

で、この度5月7日に漫画が発売されるそうで
(情報もとは石井飛鳥主宰のツイッター

喜びのあまりこんなブログを書いてます。
はい。

そして、公式サイトにも画像あがりましたね!
(ワタナベユウキさんお疲れ様です!)

www.kaitenhyakume.com

いやー、推しが望む形になる嬉しさって言ったらなんなのかしら。
生きていてよかった2017選手権があったら、
それに応募しそうなほど、嬉しいです。はい。

 

※2017年5月6日追記。

発売延期だそうです。ぐぬぬ、発売まってますぞ~

悪童文庫 感想

ホラーは苦手だけれど、人の心の闇は興味があるようで、
和製ダークファンタジーを好む傾向にあります。

で、美しいダークな色合いを帯びる表紙に惹かれて購入した、
『悪童文庫』。

 

悪童文庫 (ヤングジャンプコミックス)

悪童文庫 (ヤングジャンプコミックス)

 

 


表紙買いだったので、中身を全く知らずにページをすすめていくと、
人の闇に惹かれ、それを美しいと思い、底に堕ちていく人を見た瞬間、えも言われぬ物語を紡ぎだす主人公にして、幻の作家「鳥羽山真理」と、彼に小説を書いて欲しい精神的精神優良児の新米編集者「秋里こだま」の、人のこころの闇を覗き込む物語でした。

1話完結型で、闇に落ちる寸前まで行く人の心の弱さだとか、
それを嘲笑う真理の壮絶なまでのあくどい顔(褒めている)の描写だとか、
あと一歩を引き留めるこだまのけなげさとか、
すごい好みです。はい。

また期待の作家さんに出会ってしまった。
これはとてもうれしいですね。
続刊に期待です。

もののべ古書店怪奇譚好きな人は好きかも知れません。

 

  

  

 

中川多理人形展 「幻鳥譚 WINDー fragments 風のフラグメンツ」を見に行きました

桜舞い散る中、春秋山荘へ続く一本道を歩いていると、
まるで異界に迷い込むような、そんな感覚に襲われる。
目指す場所が、中川多理人形展 「幻鳥譚 WINDー fragments 風のフラグメンツ」の時点で、すでに異界に迷い込むつもり満々なのだけれど。

中川さんの人形は、傾国の美しさがある。
当人たちにその気はないだろうけれど、
彼女たちに微笑まれるだけで、瞳を合わすだけで、
心がざわざわして、いつまでも彼女たちの前にいて、
どんな動きも逃したくないような
(動いたりはしないのだけれど)
そんな気持ちにとらわれる。

白の間は(勝手に名づけた)、白い布がところどころ薄墨に染まっていて、まるで忘れ去られた雲の上の天界のよう。
そこに座る老天使たちの絶妙な美しさ愛らしさには心動かされずにいられない。
彩の間は(これも勝手に名づけた)、畳の上に極彩の着物が敷いてあり、その上に赤い瞳をキラキラと輝かせた2体の老天使たちが、寝そべり、こちらに手を伸ばしている。蠱惑的な赤いつま先についつい、その手に触れたい欲望に駆られ、惑わされる。

縁側にはゴシックな衣装を身にまとった、可愛らしい小鳥たちが。
鳥のお面をかぶって、顔を隠す子もいて、その仮面の下に隠された愛らしい顔立ちに心が満たされる。

そうそう、鳥頭のぐえーとなく、かわいい子もいた。いつまでも抱きしめていたいような柔らかい体の子(中川さんがその場にいて触らせて下さった。嬉しい)

いつもは寝ている水琴窟。
上体をおこして、透明なビー玉のような目でこちらを見ている。
対面すると、なんだか不思議な感覚にとらわれた。

ただ一人の男の子、群靑。
彼は、老天使の里に迷い込んだ迷い人だったのかもしれぬ。

春秋山荘の中は、この世ではないのだろう。
切り取られた、美しいものたちのみで、構成される世界。
こんな美しい世界を、見ることができて、私は幸福だと思った。

5月28日までの、金・土・日。
京都は山科の、春秋山荘にて。

中川多理人形展 「幻鳥譚 WINDー fragments 風のフラグメンツ」

ピアノの恋人ppp 感想

喜多尚江さんという漫画家が好きで、『空の帝国』とか『銀のトゲ』とかを読んでいました。

で、先日いつものように朝から漫画を書店で物色していると

喜多さんの新刊『ピアノの恋人ppp』というのを見かけたので、購入。

 

ピアノの恋人 ppp (花とゆめCOMICS)

ピアノの恋人 ppp (花とゆめCOMICS)

 

 

高校生ピアニスト道明は本番になると緊張してうまくいかない。けれど、幻の天才ピアニスト少年兼雅にキスされると、演奏がうまくいくという謎のジンクスが。

さまざまな登場人物や出来事が二人の関係にちょっかいを出すのだけれど、二人の絆は途切れるどころかより強くなる。

といった話。

キスはするけど恋人でない。友達、という設定。こんなライトBLを花とゆめさん連載していた大丈夫!?(まぁ、マーガレットで絶愛とかやっていたけれども)と思ったけれど、よくよく見たら、花とゆめコミックスの装丁の花丸漫画でした(てか花とゆめと花丸出版社一緒やん)。

いや、久しぶりに花丸漫画かいましたよ。

全体的にほのぼのしているけれど、時折きゅっと心を締め付けるような切なさもはらんでいて、そうそう、こういうキャラクター描写が好きだったのだよと再確認。

今後も続きそうなので、続刊待ちます。

(そして前の話はkindleさんのお世話になったのでした。はい)

 

ピアノの恋人 1 (花とゆめコミックス)
 

 

ピアノの恋人 2 (花とゆめコミックス)
 

 

宮沢賢治・保阪嘉内でおなじみ、アザリアの仲間たち展が開催されるぞー!

ゆきやさん超マイブーム、
宮沢賢治キャンパスライフ(?)「アザリア」が
今年発刊100年で、それを記念してか
岩手県宮沢賢治イーハトーブ館で、
2017年7月~9月に
今までの資料が一挙にみられる展覧会が
開催される模様!

azalea100ten.hatenablog.com

うわ、すっごい楽しみです。
今年は岩手に行こうかな…。

風蜘蛛の棘 感想

京極夏彦京極堂シリーズのアンソロジー的な小説がいくつか出て、

そのなかで秀逸だなと思っていた佐々木禎子さんが第2弾出されて、

『風蜘蛛の棘』を読んだわけです。

 

薔薇十字叢書 風蜘蛛の棘 (富士見L文庫)

薔薇十字叢書 風蜘蛛の棘 (富士見L文庫)

 

 

東京ローズ、供出ダイヤ、三原山の自殺、と出てきて、これなんの大塚英志ですか? ってなりました。オクタゴニアンと、東京事件と北神伝綺が脳裏をよぎり、昭和のあの時代のちょっとファンタスティックな事件ってまあ限られるから重複したんでしょうが、そのおかげで、なぜか大塚作品再読の機会を得たので、結果的にありがとうございましたと。

 

文体は京極を真似ているし、蜘蛛を引っ張ってくるあたり、原作を知っているといろいろによによすることが沢山。

ちゃんと作品を尊敬しつつ、自身の世界を構築されていてえらいなぁと。

 

キャラ萌で終わってないところに好感をもちました。はい。

京極夏彦アンソロジーライトノベルシリーズの中では一等好きです。はい。

封殺鬼などでおなじみ霜島けいさんの新作! ぬり壁のむすめ 憑きものさがし 感想

霜島ケイさんといえば『封殺鬼』で、10代の頃多大な影響を受けた。

思えば、伝記伝承、民話伝説などが好きになったのも、この方の影響が大きいと思われる。

そして、新作をしばらく見ていなーと思っていたら、霜島けい名義であやかし時代小説出していました。

 

ぬり壁のむすめ: 九十九字ふしぎ屋 商い中 (光文社時代小説文庫)

ぬり壁のむすめ: 九十九字ふしぎ屋 商い中 (光文社時代小説文庫)

 

 

憑きものさがし: 九十九字ふしぎ屋 商い中 (光文社時代小説文庫)

憑きものさがし: 九十九字ふしぎ屋 商い中 (光文社時代小説文庫)

 

 

天涯孤独の15歳の少女るいには、二つの人に言えない秘密がある。一つは幽霊が見えること、もう一つは死んだお父さんがなぜか壁と融合し、塗り壁になってしまったこと。

ひょんな縁からふしぎを取り扱う九十九字に奉公することになったるい。

とっつきにくい店主と謎の美女の助けを借りて、舞い込んだふしぎ案件を解決してく。

みたいな話です。

まあ、今はやりのあやかしものなんですが、やっぱりティーンズ小説で培われた文章力がけた違いに称賛したい感じです。

文章に引っ掛かりなく、すっとその世界観に引きずり込んでくれる才能はさすがです。

るいの性格がどこまでもまっすぐでいいなぁ。あと店主さんとか謎の美女(化け猫です)がいい味出してます。あとほろりと、人情ものなのも好きなところ。

現在2巻まで刊行。続きが気にある作品です。はい。