紅宝石少年

ゆきやの読んだ本や行った場所を紹介する気ままブログ。ブログタイトル「紅宝石少年」は、大すきな漫画カストラチュラから。

おぼろな記憶

記憶が朧である。
30数年生きてきて、なんと数年分ぐらいしか記憶のストックがない。
小さいころももパフェが好きだったので、病院に行くときは常に食べさせていたという親の話を聞いてもさっぱり記憶にない(今年食べるももはなぜだかどれも食後の渋みが多くて苦手だ…余談だが)。
小学生の先生や仲の良かった(そんな人間がいたのだろうか)同級生の名前も思い出せない。
そういえば、中学高校大学も、記憶が朧で思い出せない。
そういうものだろうと思っていたら、
人は結構覚えているものだという。
記憶を蓄積し続ける事の出来る人ってすごいなぁ。

そういえば、私の好きなあの人は、400年生きて、
一時記憶を封印していたけれど、全て思い出して受け止めていたなぁ。
などと考える。
まあ、物語の話ですけれど。

あ、話は変わりますが、神様の御用人7巻8月25日発売ありがとうございます!

最近読んだBL

 

月食奇譚 (EDGE COMIX)

月食奇譚 (EDGE COMIX)

 

 春泥という江戸川乱歩を想起させるような著者名と

月食奇譚』というタイトルと、
どこか懐かしい感じの絵に惹かれて購入。
話がドストライクでした。
猟奇殺人作家の生まれ変わりが不死で、
昔殺した少年たちと同じ方法で殺されることで、
不死から解放されるという話だけれど、
ラストが秀逸だった。
前世で殺された最後の一人の生まれ変わりの存在感たるや。
久しぶりに読みごたえあるBLでした。
(BLってジャンルでくくられるのが惜しい作品)
 

 

ワンダーフォーゲル (CHARAコミックス)

ワンダーフォーゲル (CHARAコミックス)

 

 『ワンダーフォーゲル』。

定期的に読みたくなる草間さかえさん。
ふわっとした話が好きです。
 
 

 

.Bloom ドットブルーム vol.06 2017 Summer (未分類)

.Bloom ドットブルーム vol.06 2017 Summer (未分類)

  • 作者: せいか,幸田みう,あいおいやよい,丸木戸マキ,高橋秀武,久松エイト,虫歯,たらつみジョン,ちみ,amco,本郷地下,大森小鳩,ふじとび,巳島早生,上野ポテト,中陸なか
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2017/06/23
  • メディア: Kindle
  • この商品を含むブログを見る
 

 もはや定期購読の「.bloom」

目当ては雪と松です。
今回は佐吉兄貴がむっちゃ格好良かった。
今後、雪さんと先生にどう絡むのか楽しみ。

炎の蜃気楼昭和編涅槃月ブルースの前に思うこと

愛しのチェリーブロッサム

お元気ですか。
8月1日に昭和編の新刊が出るとのこと。すごくうれしい反面、あの苦しい物語を飲み込まなければならない不安、そして今度こそあなたたちの物語が終わってしまう切なさを抱いてしまいます。
あなたは何を想って、直江に「お前だけは永久に許さない」というのでしょうね。

そうそう、昭和編といえば、私思ったのですけれど、
色部さん以外が死に絶え、終わってしまうのがラストではなく、
アウディ・ノスの色部さんに会いに行った直江の物語が
本当の昭和編のラストであり、そして本編の始まりであればいいなと。

夢の中に現れた景虎さまを探し出すと、また会いに行くと誓った直江の姿こそ、昭和編のラストと本編の始まりにふさわしいのではないか。
昭和編が残す絶望を、希望にかえてくれたあの物語(アウディ・ノス)が昭和編であればと思います。

それが、私の願いです。(アウディ・ノスは、確か「我らの祈りを聞きたまえ」という意味でしたね)

いずれにせよ苦しい展開が待っています。心を強く持って臨みたいと思います。あなたのなにもかもを、私は受け入れると、昔誓った通りに。

物語を読んだら、また感想を書きますね。
私の胸にほとばしる何かしらの想いを、あなたが受け止めてくれればいいと思います(それは決して叶わない夢なのだけれど)。

 

 

 

おんな城主直虎 三 が尊すぎて泣けた

おんな城主直虎がリアルタイムで見ている唯一のドラマなんですが
(他はたいてい録画)、
前回「材木を抱いてとべ」で、毒を呑んで伏せる直虎の頬にそっと手を添え、「俺の手は冷たかろう」という小野政次にハート持っていかれまして、(ついでに滂沱した)これは先の展開を知らねばと、『おんな城主直虎 三』の本を買ったわけです。
 
話は材木を抱いてとべ~今川滅亡まで、で。その間に寿桂尼が死んだり、徳政令が出たり、井伊の城乗っ取られて、政次が死んだり。
読んでいる間中、涙が止まらなかったので、はたから見ていた人には不審者でしかないという…(通勤電車で読むのではなかった)。
 
特に、政次が死んだのを受け入れられない直虎の描写が、私ごとながら炎の蜃気楼のわだつみの楊貴妃後の高耶さんに重なって二重に苦しいというかなんというか、まあ、あれです。半身を失うということは、こんなにも苦しくつらい事なのだと言うことです。はい。
 
いやー、先の展開知ってしまいましたけれど、ドラマはこれからもリアルタイムで追いかける心積もりです。
(そしてはじまる政次喪失カウントダウン。毎週毎週政直シーン見るたびに尊く見えるんだろうなァ)
 
コーエーさんあたりが、おんな城主直虎を乙女ゲーム化してくれないだろうか。遥かなる時空の中で3の運命改変システムで、ハッピーエンドが見てみたいです(もはや史実は歪めてもいいらしい)。

 

おんな城主 直虎 三

おんな城主 直虎 三

 

 

月に吠えらんねえ7巻 感想

月に吠えらんねえ7巻読みました。
途中雑誌から脱落していたので、話の展開にどよめきつつ
(要は心の準備ができていない)
はらはらしながらページをめくりました。
朔くんが死の街に吹き飛んだ時に、
犀が側にいてよかったなぁ。あとはなれそうになった二人の手を
はるみくんがつないでくれて、ありがとうございます!
ってなりました(はるみくんすき)
釈先生も結構活躍しているし、折口ファンにはうれしい限りです。
あと、白さんが自分を取り戻し始めていて
良いことだなぁと(はやく朔くんを救ってあげてね)。

主題は戦争詩なのだなぁと7巻はひしひしと感じました。
戦時中は喜ばれ、戦後は抹殺され、
詩人とはかくも生きづらい生き物だったのだなと。

勢いで、雑誌を購入したら
話がまた飛んでいて(雑誌追いかけていればよかった)
朔くんの前に天上松の縊死体が目を付けたのが
ケンジ(宮沢賢治オマージュ)だったらしい記述が。
賢治ファン的には嬉しい回でした。
はやく8巻で丸っと読みたいです。

あ、月に吠えらんねえ、応天の門と合わせて
第20回文化庁メディア芸術祭新人賞受賞おめでとうございます。
文化庁に認められたことですし、
打ち切りなどにならず、□街の謎を解き明かして大団円まで
進んでもらえたらいいなぁと思います。

 

月に吠えらんねえ(7) (アフタヌーンKC)

月に吠えらんねえ(7) (アフタヌーンKC)

 

 

【たわごと】加瀬賢三から仰木高耶に至った経緯がもうすぐわかるのかもしれない。

加瀬賢三は、生きるということに精神の限界をきたしていた景虎様なのかなと「ヤドカリボレロ」の独白シーンを見て思った。
400年終わることのない怨霊調伏、心を許した人間がまさかの宿敵となり、自分を追い詰めてくる始末、そのなかで仲間の指示系統を保持し、リーダーとして、誰にも弱さを見せず前線に立って戦う。
呼吸すら時に困難になるボロボロの体で。精神の癒しを求めたくても、自分の弱みになった人間は攻撃対象になるから、心を許す(――癒してくれる)人を作ることもできず(ヤドカリのころはまだ美奈子が登場していない)。
普通の人間ならいっぱいいっぱいだ。イエス・キリストだって、最期には「我が神我が神なぜ私をお見捨てになるのですか」と叫んだくらいだから、救い主にだっていっぱいいっぱいで苦しくなることはあるだ。完全無欠に見える景虎さまもその例外ではない。
本当は弱い人なのだ。小田原の浜辺で起きた事件からの人間不信、縋りたい謙信公はいつも遠くからこちらを見ているだけで、救いの手を差し伸べてくれない。強い人間のふりをしないとみんな側にいてくれないと(景虎さまの思い違いなのだけれど)、どこまでも強く孤高であろうとする。
そして、直江の精神を押しつぶして(それすら無意識に罪悪を抱いているよう)、自分を求めるように願う。
骨までしゃぶりつくして――、その先の答えは、「終わらせてほしい」ではないか。
400年にわたる、辛く苦しい生を、もういいのだと、やめてもいいのだと、終わりにしてもいいのだと。
誰よりもそばにいた直江に願う。
願ってしまう、景虎様の奥の奥にある、秘めた思い。
終わりは知っている。知らないのは、その過程に至った、景虎様と直江の心だ。
お前だけは永久に許さないと、怨嗟の声を漏らした景虎様と、
その景虎様を失ってなお換生を続け、景虎様を探し求めた直江と。
それも間もなく明かされるだろう。
景虎様が加瀬の人生で絶望しながら、それでも一縷の望みをかけるように仰木高耶に換生した、理由も、生きるということに精神の限界をきたしていたにもかかわらず、希うように、直江との関係が真っ白の高耶さんになった、その真意も。
紅蓮坂のその先で、あるいは、舞台の第4弾以降で、明かされるかもしれない。
それをじっと待っている。
 

もう一度いきたい場所:白山洞門

お題「もう一度行きたい場所」

ゆきやさんミラジェンヌでして、
(この言葉もだんだん通じなくなるのだろうな)
まぁ、炎の蜃気楼という小説のファンということなのですが、
この小説、物語の舞台になった場所をめぐる
いわゆる聖地巡礼の走りみたいなところがありまして、
私も少ないながら、舞台の地を巡ったのです。

一番行ったのが、足摺岬の白山洞門。
霧の山荘から逃げ出した高耶さんと彼を執念で追いかけた直江が
再び再会する場所です。
(すごいドラマティックな再会なのだ。みんな読んでくれ)

また、白山洞門には、補陀落渡海という風習があり、
(出口のない舟に人を詰めて、西方浄土(補陀落)に
送り出すという、十中八九叶わないであろう
ものなんですが)
その信仰の美しさに心打たれ
補陀落信仰にもすっごい凝っていた時期もあり、
ゆきやさん的に二重の意味でおいしい場所なのです。

海に浸食されて、ぽっかり空いた穴からは、
海の向こうが見えるのです。
石がごろごろしている上を歩いて、
波にさらわれないよう注意しながら、
小さな石を拾いました。
この石は、浄土から来た波によって洗われた石だと。
だから尊いのだと思って、いくつか拾って持って帰りました。
他人からみればただの石ですけれど、
私には何か尊いものを宿した特別な石だったのです。

なんだかんだで3回いきました。
今でも時々行きたくなります。