紅宝石少年

ゆきやの読んだ本や行った場所を紹介する気ままブログ。ブログタイトル「紅宝石少年」は、大すきな漫画カストラチュラから。

鳩山郁子のゆきしろばらべには傑作だと思う

グリム童話で好きなのは、白雪姫でもシンデレラでもなくて、ゆきしろばらべにだったので、最愛なる漫画家鳩山郁子さんの2012年の漫画で、「ゆきしろばらべに」が出たときは本当に狂喜乱舞しました。

というわけで今日ご紹介は『ゆきしろ、ばらべに―少年傑作集―』鳩山郁子/太田出版

【説明】

少年作品の名手・鳩山郁子、待望の傑作集。

描き下ろし「ゆきしろ、ばらべに」に加え、「ニオラの黒い騎士」「ルケッタ」「すみれとピッケルハウベ」「白い金平糖の島」など珠玉の小・中篇と、1987年発表の貴重な未収録初期作品「少年ロンド」を特別収録。

刹那にのみ許された「少年の季節」を封じ込めた、宝石のような傑作集、ついに登場です。

太田出版サイトより

【評価】

★★★★★

【感想】

純粋で、心優しく勇気もあって人助けもする、天使のようなゆきしろちゃんとばらべにちゃん。

冬に訪れた熊にだけ、少し残酷な子供のようなそぶりを見せるのがまた素敵。その聖と邪を併せ持った感(本人たちは無自覚)が、魔性だなぁと。

鳩山先生の描く少年たちは本当に絵として鑑賞するのにもいいし、漫画としても楽しめるし、二度三度と美味しいです。

童話と話はほぼ同じですが、最後に大どんでん返しがあり、えー! ゆきしろちゃんとばらべにちゃんのお父さんってあの人なの!? となります。そのあたりも鳩山先生のストーリーテラーさが如実にあらわれていて、おもしろい。

(個人的にはその後のゆきしろちゃんとばらべにちゃんが見てみたいなぁ。鳩山先生オリジナルストーリーで)

同時収録の「ニオラの黒い騎士」「ルケッタ」「すみれとピッケルハウベ」「白い金平糖の島」は鳩山先生が自身で出していた限定ボックス収録の漫画で、今は手に入らないものばかりなので、漫画だけでも読めて幸せでした。

金平糖の話は最後切なかった…。

鳩山先生大好きなので☆5つで!