紅宝石少年

ゆきやの読んだ本や行った場所を紹介する気ままブログ。ブログタイトル「紅宝石少年」は、大すきな漫画カストラチュラから。

アライアズキ、今宵も小豆を洗う。(1)  感想

大塚×山崎タッグの新作『アライアズキ、今宵も小豆を洗う。(1) /原作:大塚英志 漫画:山崎峰水/角川書店』の感想を。

 

 

【あらすじ】
BLまんが家・カトリーヌ渋谷川こと道端寄子は、渋谷のスキマにある妖怪喫茶に迷い込む。そこは小豆洗いや人面犬がたむろする人外の空間。解決不能の超常事件を解き明かすため、今日もシブヤに出動だ!
角川書店サイトより

【評価】
★★★★☆

【感想】
BL漫画家・寄子は、雑誌休刊に伴い、やむなく純少女マンガ家転向させられるために。純少女マンガのきゅんとした気持ちを思い出すのに、昔妖怪「小豆洗い」にあげてしまった男性に恋する気持ちを取り戻すため、寄子は妖怪探偵小豆洗いの助手となるのだが…。

というような話の始まりから、妖怪バトルや陸奥A子などの初期少女マンガの紹介(それを紹介するのが笹山ジュニアであるあたり、この作品も大塚先生お得意の笹山サーガなんでしょう)、社会問題などの風刺と黒鷺を軽めにした感じの内容となっています。
黒鷺からは宇宙と交信する男の子が刑事で出演。ちゃんと黒鷺とリンクしているところが良いです。
喫茶マヨイガに集う、癖の強い妖怪たちは、イケメンだったり、すごく可愛かったりと、キャラクターが突出しています。
主人公が地味なジャージ姿に眼鏡な分、妖怪たちのスタイリッシュさが目立ちます。
小豆を洗うだけの妖怪なんて弱いんじゃない? と思いでしょうが、豆とはすなわち「魔滅」。めっぽう強いです。バトルシーンの構図も格好良いいです。

妖怪、バトル、社会風刺、お色気などいろんな要素がてんこ盛りですので、興味がある方は是非。