紅宝石少年

ゆきやの読んだ本や行った場所を紹介する気ままブログ。ブログタイトル「紅宝石少年」は、大すきな漫画カストラチュラから。

悪童文庫 感想

ホラーは苦手だけれど、人の心の闇は興味があるようで、
和製ダークファンタジーを好む傾向にあります。

で、美しいダークな色合いを帯びる表紙に惹かれて購入した、
『悪童文庫』。

 

悪童文庫 (ヤングジャンプコミックス)

悪童文庫 (ヤングジャンプコミックス)

 

 


表紙買いだったので、中身を全く知らずにページをすすめていくと、
人の闇に惹かれ、それを美しいと思い、底に堕ちていく人を見た瞬間、えも言われぬ物語を紡ぎだす主人公にして、幻の作家「鳥羽山真理」と、彼に小説を書いて欲しい精神的精神優良児の新米編集者「秋里こだま」の、人のこころの闇を覗き込む物語でした。

1話完結型で、闇に落ちる寸前まで行く人の心の弱さだとか、
それを嘲笑う真理の壮絶なまでのあくどい顔(褒めている)の描写だとか、
あと一歩を引き留めるこだまのけなげさとか、
すごい好みです。はい。

また期待の作家さんに出会ってしまった。
これはとてもうれしいですね。
続刊に期待です。

もののべ古書店怪奇譚好きな人は好きかも知れません。