紅宝石少年

ゆきやの読んだ本や行った場所を紹介する気ままブログ。ブログタイトル「紅宝石少年」は、大すきな漫画カストラチュラから。

カフェかもめ亭 感想

姉が貸してくれたので読みました『カフェかもめ亭/ポプラ文庫ピュアフル/村山 早紀』の感想です。

カフェかもめ亭 (ポプラ文庫ピュアフル)
村山 早紀 ポプラ社 売り上げランキング: 146,832

【あらすじ】 大好評シリーズ『コンビニたそがれ堂』の姉妹編 ここは、温かな涙が流せるところ――

「人々の思いを、大切な誰かのもとへ、 記憶の中のあの時へ、そして歩き出すべき未来へと つなげる中継ステーションのような場所」 ――三村美衣(解説より)

ようこそ、私のお店へ。とっておきのお茶とともに、不思議なお話などいかがでしょう―― あじさいの咲く屋敷で少年が過ごした白昼夢のような時間(「万華鏡の庭」)、 学校に行けなくなった少女が晩秋に出会った、「猫の国」の王子様(「ねこしまさんのお話」)など、 珠玉の八作品を集めた連作短編集。 好評シリーズ『コンビニたそがれ堂』の姉妹編。 風早の街のカフェの物語、書き下ろし中編を加えて、待望の文庫化。 【解説/三村美衣】 (amazonより)

【評価】 ★★★★☆

【感想】 村山さんはコンビニたそがれ堂が好きで、たそがれ堂でも一途泣かされましたが、この作品でも泣かされました。

カフェかもめ亭に来るお客さんの語りによる短編集。

中でも、学校に行けなくなった少女が晩秋に出会った、「猫の国」の王子様(「ねこしまさんのお話」)の話がもう、すごい感情移入して泣きっぱなしでした。読んでほしいので詳しくは書きませんが。 一度泣き所をつかれるとあとからあとから泣けてくる不思議な童話です。 しかも哀しいから泣くのではなく、感動したり心温まって、よかったね、幸せだね、と頷くための涙なのです。 身体によさそう。 笑

コンビニたそがれ堂とリンクする話もあり、村山さんの世界観は本当にあたたかくて、最近では稀有な作家さんなのではないかと思います。 なんだろう、香月日輪さんといい、この村山さんといい、児童書から来ている人は読みやすいし、伝えたいテーマをストーンと伝えてくるので好きです。

泣きたい人におすすめです。