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紅宝石少年

ゆきやの読んだ本や行った場所を紹介する気ままブログ。ブログタイトル「紅宝石少年」は、大すきな漫画カストラチュラから。

折口春洋さん(折口信夫の養子)について

折口信夫の養子の「折口春洋」さんで検索できている方がいるようなので、
春洋さん関係でゆきやさんが読んだ本やブログ記事などをつらっと紹介。

■春洋さんってどんな人。
詩人・大学教授。
折口信夫のところに学生の頃転がり込んでから、ほぼずっと一緒にいて、
折口信夫の世話をかいがいしく焼いたそう。(同性愛者折口信夫の実質的愛人と描かれることが多い)
戦争時、大学教授でしたが、召集され、硫黄島に着任。
この時、折口信夫の養子になります。しかし帰らぬ人に。
死後、折口信夫が歌をまとめ、歌集『鵠が音』が出ます。

(ゆきやさん勝手なまとめ)


■春洋さん入門(漫画) 

月に吠えらんねえ(1) (アフタヌーンKC)

月に吠えらんねえ(1) (アフタヌーンKC)

 

 近代詩人の作品をオマージュしたキャラが織り成す物語。

折口信夫をオマージュしたキャラ「釈先生」によりそうように
登場する「はるみさん」が春洋さんオマージュです。

 

木島日記 上 (角川コミックス・エース 125-3)

木島日記 上 (角川コミックス・エース 125-3)

 

 折口信夫が八坂堂という不思議な古書店で木島平八郎と出会い、

様々な不思議体験に巻き込まれる話。
春洋さん不在の時に木島に出会えるので、本編では春洋さんは
出てきませんが、怪で連載されていた「木島日記もどき開口」で
木島=春洋で出てきます(早く本になれ)。


■春洋さんの息遣いを感じる作品

◎鵠が音/中公文庫/折口春洋

鵠が音 (1978年) (中公文庫)

鵠が音 (1978年) (中公文庫)

 

 春洋さんの歌集。後半に硫黄島から折口信夫に書き送った手紙を収録。

戦地の状況や、折口信夫を心配する内容で、読んでいてグッとなる。

内容が引用されていてわかる良いブログはこちら↓

slongtown.blogspot.jp

◎わが師 折口信夫/朝日文庫/加藤守男 

わが師折口信夫 (朝日文庫)

わが師折口信夫 (朝日文庫)

 

 春洋さんと入れ替わりで折口信夫の世話係になった加藤さんが

折口信夫に言い寄られて困ったわーみたいな内容です。
生前の春洋さんがちょこっとでたり、養子縁組のくだりがわかります。
ちょ、折口先生…てなる本。

おもしろい感想ブログ↓

leonocusto.blog66.fc2.com

jack4afric.exblog.jp

jack4afric.exblog.jp

折口信夫の晩年/中公文庫/岡野 弘彦 

折口信夫の晩年 (中公文庫 M 51)

折口信夫の晩年 (中公文庫 M 51)

 

 加藤さんが逃走した後、折口信夫のお世話をすることになった岡野さんの著書。

『わが師 折口信夫』とは全く違う、ちょっと気難しい学者先生の折口信夫が描かれています。
岡野さんは一度だけ春洋さんの授業を受けてことがあって、その時の描写や
春洋さんが死んだ後も、折口信夫が春洋さんの湯のみにお茶を注いでそなえていたこと、春洋さんの陸軍の考課表の写真を見て、春洋さんの死を受け入れた折口信夫の切ない姿の描写、死を間近にした折口信夫が春洋さんを失った慟哭を吐露するシーンの描写など、どれだけ折口信夫が春洋さんを想っていたかが描かれている良い作品です。
ちなみに、岡野さんと折口信夫の生活の描写がほとんどです(でもそれがすごく面白い)。

面白い感想ブログ↓

leonocusto.blog66.fc2.com

◎我が愛する詩人の伝記/室生犀星 

我が愛する詩人の伝記 (講談社文芸文庫)

我が愛する詩人の伝記 (講談社文芸文庫)

 

 室生犀星が自分が関わった詩人を紹介する本で、折口信夫が紹介されています。そのなかで、春洋さんの描写があります。

清家先生(月吠え作者)がブログで紹介してくれています!↓

hoerannee.blog.fc2.com


情報が分散しているのと、本がほぼ絶版なので、調べにくいですが、ピースを一つ一つつなぎ合わせていくと、春洋さんてこんな人だったのか、となりオススメです。はい。