紅宝石少年

ゆきやの読んだ本や行った場所を紹介する気ままブログ。ブログタイトル「紅宝石少年」は、大すきな漫画カストラチュラから。

読むと切なくてあったかい営繕かるかや怪異譚 感想

急激に寒くなり、どのコートを着ていいかよくわからないゆきやさんです。洋服難民。 さてさて、『営繕かるかや怪異譚/小野不由美/角川書店』を読んだので感想を。

営繕かるかや怪異譚
営繕かるかや怪異譚
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小野 不由美 KADOKAWA/角川書店 売り上げランキング: 585

あらすじ

叔母から受け継いだ町屋に一人暮らす祥子。まったく使わない奥座敷の襖が、何度閉めても開いている。 (「奥庭より」) 古色蒼然とした武家屋敷。同居する母親は言った。「屋根裏に誰かいるのよ」(「屋根裏に」) ある雨の日、鈴の音とともに袋小路に佇んでいたのは、黒い和服の女。あれも、いないひと?(「雨の鈴」) 田舎町の古い家に引っ越した真菜香は、見知らぬ老人が家の中のそこここにいるのを見掛けるようになった。 (「異形のひと」)

ほか、「潮満ちの井戸」「檻の外」。人気絶頂の著者が、最も思い入れあるテーマに存分に腕をふるった、極上のエンターテインメント小説が誕生しました。

営繕かるかや怪異譚特設サイトより)

評価

★★★★☆

感想

ホラーなんだけど何か切ない。 怪異を科学的に解決しようとする0能者ミナトに話の持っていき方が似ています。 この話では科学ではなく、家の営繕で解決するのですが。 最初は単なる怪異なんだけれど、話が進むにつれ、生前ひどい扱いを受けたとか、とても不幸だったとか、それなら化けて出ても仕方ないよね、って思いました。

恨んでやるんではなく、ただ苦しいといいたい。それだけ。

だから切ないのかなぁと。 「檻の外」の話は、特に切なかったです。

あと、全話読むと表紙のイラストの意味が分かるようになってます。蟲師でおなじみの漆原さん、ちゃんと本を熟読して表紙かいたんだなと感心しました。

1冊で終わりでなく、まだ続きが出るそうなので、たのしみに待ちたいです。 しかし、小野先生、十二国記の戴国の話の完結の方を地味に待ってますよっと。