紅宝石少年

ゆきやの読んだ本や行った場所を紹介する気ままブログ。ブログタイトル「紅宝石少年」は、大すきな漫画カストラチュラから。

カスミとオボロ 感想

表紙に惹かれて買った『カスミとオボロ/集英社オレンジ文庫/丸木 文華』の感想を。

 

カスミとオボロ 大正百鬼夜行物語 (集英社オレンジ文庫)

カスミとオボロ 大正百鬼夜行物語 (集英社オレンジ文庫)

 

 

【あらすじ】
時は大正。坂之上伯爵家の令嬢・香澄は、退屈な日常にうんざりしていた。そこへ現れたのは、代々祀ってきた悪路王。香澄は彼に朧という名を与えることで、主従関係を結んでしまった。少年の姿をした朧は、世の中にはびこる鬼を喰らって力を得るという。腹をすかせた朧のために、香澄は街へ出かけてみたのだが…? 煌びやかな華族世界を舞台に描く、あやかし事件簿!
集英社オレンジ文庫サイトより

【評価】
★★☆☆☆


【感想】
因縁ある血族の華族のお嬢様が、悪路王を偶然召喚(?)、しかも使役し、二人で怪異の事件を解決(?)する話なんですが、
読んでいてすごく既視感があって。
なんでかなと思ったら、作品雰囲気が封殺鬼(の桐子さんの話)に似ているわけです。
封殺鬼は鬼2人で、悪路王ではなく雷電酒呑童子ですが)
大正時代のレトロな世界観に、鬼と人間の業が見える話をうまく書かれているんですが、
封殺鬼を知っているとまたこのパターンかと思ってしまうのです。
なんか、最近キャラクターがパターン化した作品が多い、のでついついあれに似ているこれに似ているという見方をしてしまい、素直に読めなくなってきました。
今後続刊が出るのであれば、鈴鹿御前の話をうまく絡めて、もっとオリジナリティーが出るといいと思います。はい。
(意外と悪路王、鈴鹿御前、坂上田村麻呂の小説は出ていないと思うので、深めれば面白いかと)