読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

紅宝石少年

ゆきやの読んだ本や行った場所を紹介する気ままブログ。ブログタイトル「紅宝石少年」は、大すきな漫画カストラチュラから。

『宮澤賢治の食卓/ 魚乃目三太/思い出食堂コミックス』 感想

最近好きな俳優さんの、鈴木亮平さんが
宮沢賢治役をするというので、

www.wowow.co.jp


原作の
宮澤賢治の食卓/ 魚乃目三太/思い出食堂コミックス』を
読みました。

教師時代の賢治の、食事を通して人とつながるお話です。
一話一話丹念に人の心の機微が描写されていて、
一話読むごとに目が潤むという。
貧乏な学生の家庭のダイコンめし、トシが最期に食べた天上のアイスクリーム、
まだ日本に馴染みのなかったトマトを栽培して作ったハヤシライスに
こない恋人を待ちながら食べたリンゴ、
同僚や学生に振る舞った、天ぷらそばとサイダー、あらかじめお金を払って買っておいたスイカを学生と一緒に泥棒したり、
山登りの朝に食べる食パン、同僚に差し出すビフテキ弁当…
(書きだすときりがないのでこのあたりで)
どれをとっても、宮沢賢治の優しさがあふれて、
心をふるわす得難い食卓でした。
知っているエピソードは楽しめましたし、
真実かどうかは知らない恋人エピソードにもほろり、
トシの死はやっぱり泣きました。

教師時代、放蕩の限りを尽くしている風に
(もらった給料を即使ってレコードを買うなど)
見えるのですが、その行動の裏にある人間宮沢賢治
優しさや思いやりを思うと、やっぱり泣ける。
人間味あふれる宮沢賢治が本当に好きで、
それが真実かどうかも今となっては分からないのだけれど、
人のために何かできるというのは本当にすごいなぁと。

鈴木さんはどんな人間味あふれる賢治を演じて下さるのでしょうか。
楽しみです(WOWWOW見れない…)。

 

 

宮沢賢治の食卓 (思い出食堂コミックス)

宮沢賢治の食卓 (思い出食堂コミックス)