紅宝石少年

ゆきやの読んだ本や行った場所を紹介する気ままブログ。ブログタイトル「紅宝石少年」は、大すきな漫画カストラチュラから。

よよてばさんと彼方さんのアザリア新作がむっちゃ良かったお話。

普段はインドア、同人誌は通販なゆきやさんですが、
この本はいち早く手に入れたかったので、
文学フリマ京都(2017年1月22日)にいそいそと出かけました。

インテは戦場って感じなんですが、
文学フリマはまったりしていて、ちょっと安心しました。
お目当てのよよてばさん(よよてば (@44tevanni) | Twitter)のスペースに直行。

『「銀河鉄道の夜」の改稿に関する一考察』と
『アザリア奇譚』
の2冊を購入。

銀鉄(銀河鉄道の夜の略。以下表記)本は、銀河鉄道の夜をよよてばさんがいろいろ調べて考察し、こういう背景があったからこういうふうに物語が成立したのではないかということが、読みやすく感情移入しやすい漫画で描かれています。
銀鉄の解釈は、たとえば、天文学的立場からだとか、宗教的立場からだとか、はたまた妹・トシとの関係性からだとか、様々考察されているわけですが、よよてばさんのカムパネルラとはだれかという問いに対する考察がすごく深くて読んでいて興味深かったです。
こういう風に思うんだ、というのをわかりやすく漫画で伝えられる能力というのはすごいなぁと思います。
本当は300ページぐらい書くべきとツイッターでおっしゃっていましたが、100ページでも超大作です。
そしてまた新たな考察ができたなら、続『「銀河鉄道の夜」の改稿に関する一考察』を出してほしいなぁと、そんなことを思います。

『アザリア奇譚』は、よよてばさんと彼方さん(ヨウホ (@youho0309) | Twitter アザリアのすごく面白い漫画を同人誌で出していらっしゃいます。私これでアザリアなにこれ素敵ー☆ってなりました)同時期に宮沢賢治にはまった二人が、色々調べていくうちに、宮沢賢治の学生時代(まあいろいろひっくるめて「アザリア」とよんだらいいと思います)に着目し、大胆な行動力でどんどんアザリアについて調べていくうちに、いろんな資料がどんどん出てきて、今まで誰も見つけてこなかったパズルのピースをガシガシ埋めて、色んな奇跡をどんどんおこすのだけれど、その過程の中で銀鉄に関わる新事実にまで至るという、読んでいてすっごくおもしろいエッセイ(なのだろうと思います)でした。

小説と漫画形式なので、気分の切り替えをしつつ読めて楽しかったです。また文章は物語調で分かりやすく、漫画は4コマで見やすいです。
このままどんどんアザリア研究について、突っ走っていただき、また、続『アザリア奇譚』が出たらいいなぁとこれまた勝手にお待ちしています。

 

いや、この年になって、また銀鉄や宮沢賢治が面白くなるってすごく楽しい。そして、結構賢治の作品って理解しがたい(美しい透明な膜に覆われていて、触れることができないので、自分の解釈が正しいのかわからなくなる)イメージだったのですが、友人関係を通して見える、宮沢賢治の人間臭さがわかったとき、彼の残した作品が違う色彩を放って迫ってきて、むっちゃ楽しいです。
はい。

よよてばさんの御本は後日通販があるそうですので、興味がある方はぜひ見てほしいです。はい。

 

2017年1月25日追記

通販開始されてました!

www.chalema.com