紅宝石少年

ゆきやの読んだ本や行った場所を紹介する気ままブログ。ブログタイトル「紅宝石少年」は、大すきな漫画カストラチュラから。

桜咲くころ――愛しのチェリーブロッサムへ、届かない手紙

愛しのチェリーブロッサム

見る間に桜が満開になって、色彩を失っていた風景が鮮やかな色を取り戻し始めました。 春です。春が来ました。

この季節、桜を見るととても悲しい気持ちを拭い去ることができずにいたのに、今年はおかしいのです。 悲しいどころかわくわくしてさえいる。 どうしてかおわかりですか?

今日、4月1日、あなたの跡形が私の手の内にもたらされたからです。 昭和という時代を生きたあなたの記録が私のところに届いたからです。 あなたにどんな形でも出会えるというのは、なんと幸福なことなのでしょうね。

まだすべては読めていないのです。 でも、あなたはとても苦しい生き方をしていたんですね。 ちょっとした出来事に笑うことさえ、罪悪に感じてしまうような、つらい生き方を。

過去は変わりません。変わらないから過ぎ去ったものなのです。 けれど、ほんのすこしでも、苦しくつらい生き方に逢ってほんの少しでもあなたが安らかになれるなら。 どうしてそれをのぞまないでいられようか。

あなたの跡形をたどり終わったら、感想を書きます。 必ず。ええ、きっと。

愛しのチェリーブロッサム。 早くあなたに逢いたいです。