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紅宝石少年

ゆきやの読んだ本や行った場所を紹介する気ままブログ。ブログタイトル「紅宝石少年」は、大すきな漫画カストラチュラから。

いよいよ物語の核心へ? MAMA5巻 感想

感想文

忘れたころに本屋に並ぶから油断ならない。 というわけで本日は、『MAMA5巻/売野機子/新潮社バンチコミックス』の感想を。

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【あらすじ】 少年は“天使”になる条件について、ひとつの結論に辿り着く。才能なのか、教育なのか、運命なのか。「選ばれし者」はいかにして選ばれるのか。そしてまたしてもAクラスから一人“天使”になり……。いよいよ物語の核心に迫る新章開幕! 俊才・売野機子が紡ぐ少年合唱団物語、奇跡の第5巻! (新潮社サイトより

【評価】 ★★★☆☆ 【感想】 少年が天使になる条件の核心に迫りつつある、5巻。 けれど、イーノクがたどり着いた答えが天使の条件なら、あまりに悲しく残酷ではないだろうか。 天使になった少年はみんなから褒め称えられ祝福され、そして緩やかに死ぬ(天使になる)。 死の間際にしか得られない最高の称賛と祝福と愛。でもそれって、ひとなら誰しも生きているうちに少しずつでいいから、もらい続けたいものではないのかしら。

だから、天使になる条件が「孤独」なら、孤独を沢山の光満ちたものに埋められた瞬間に死ぬから、微笑んで死を受け入れられる? そんなの哀しすぎる。

だから、ガブリエルには生きて幸せになってほしいから、天使になってほしくないし、イーノクの予測は外れてほしい。

少年が天使になるって、素敵だと思っていたけれど、この物語の少年たちには、天使にならずに普通の大人になって誰かと愛し愛されたらいいと、思わずにはいられないのです。