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紅宝石少年

ゆきやの読んだ本や行った場所を紹介する気ままブログ。ブログタイトル「紅宝石少年」は、大すきな漫画カストラチュラから。

2015年7月マリアの心臓に行く

JR京都駅からバスに揺られること1時間で京都大原につく。 目当てはマリアの心臓片岡佐吉さんが収蔵する人形を見に行ったのだ。

はじめていったのは5月。 新緑まぶしい大原にあって、扉を開けるとまるで異世界に迷い込んだように荘厳な人形の世界に引き込まれたのを覚えている。

そして今回。 京都の町中にたくさんの鉾が並ぶのを車窓から眺めながら、鉾に目もくれず単身マリアの心臓に赴いた。

二度目だから迷わなかった。扉を開けるのもためらわなかった。 けれどやはり今回も異世界に迷い込んでしまったらしい。沢山のお人形たちに出迎えられてくらくらした。

個人的に中川多理さんの人形がたくさん出ていたのがうれしかった。そして彼女たちの美しさに心奪われた。美しきマリア。あなたをずっと眺めていたかった。

畳の一間に凛とした表情で前を見据える天草四郎が2体。あまりの秀麗さに胸が弾んだ。

正月を待つ文楽人形たち。美しいうなじをさらして、匂い立つような色気を醸していた。

愛くるしい市松人形たち。不思議とマリアの心臓にいる市松人形たちはすべて愛くるしく巷で揶揄されるような恐ろしさはどこにもない。 きっとここにいる人形たちは持ち主に愛されているから哀しい顔をしないのかもしれない。

人形が本来持つ美しさを欠片も損なわずに魅せる。 片岡佐吉という人はすごいと思う。

時間の都合で、瞬く間しかいられなかったので、今度はのんびり人形と向かい合う時間がとれればいいと思う

次は9月。また人形が入れ替わるとか。 一体どれだけ収蔵されているのだろうか。 色んなものが見れるのは嬉しいけれど。 赤く染まり始めた紅葉のころ、また美しいものに会えるのだと思うと胸が高鳴る。 早く秋が来ればいい。