紅宝石少年

ゆきやの読んだ本や行った場所を紹介する気ままブログ。ブログタイトル「紅宝石少年」は、大すきな漫画カストラチュラから。

失物屋マヨヒガ 感想

ツイッターで面白いよという意見を見かけて読んでみた『失物屋マヨヒガ (幽ブックス) [単行本] /黒 史郎 (著)/ KADOKAWA/メディアファクトリー 』の感想です。

失物屋マヨヒガ (幽ブックス)
黒 史郎 KADOKAWA/メディアファクトリー 売り上げランキング: 73,134

【あらすじ】 コンビニ前に集っている若者、公園で遊んでいる小学生、路上で生活する人々は「マヨヒガ」それを都市伝説、怪談、昔話、真実として認知していた。不思議と社会的なコミュニティの中でその名は一切語られず、知られていなかった。情報をまとめると、マヨヒガとは六、七歳の男の子、あるいは、そういう場所の名前。落としたり、失くしたりした物は相応のものと交換することで取り戻すことができる。マヨイガへの鍵は、袋小路である。神出鬼没の奇妙な少年・マヨヒガ。彼に会えば、失くしてしまった何かを取り戻すことができまる。たとえそれが亡き人だとしても。神か悪魔か――少年をめぐる、懐かしくも怪しい物語がはじまる。 (amazonより)

【評価】 ★★★☆☆

【感想】 大事なものを手に入れるにはやはり代償がいるのだな、というのが感想です。

マヨイガというモチーフは、小さなころから好きで、例えば北神伝綺宮沢賢治が持っていたお椀がマヨイガからのものだったり、昔NHKマヨイガをテーマにした番組があったり、民話の本などでマヨイガを探したり、封殺鬼でも出てきたなぁ。

それぐらい自分の中ではなじみあるモチーフがどう描かれるのかわくわくして読みました。

マヨイガにまつわる短編集のようでいて、最後まで読むと話が全てつながっているという伏線の張り方には驚きましたが、若干誰が誰だかわからなくなる箇所があり、一度人物関係図を書いて読んだ方がよさそうです。はい。 路地の先にある駄菓子屋でマヨイガと名乗る少年に、いま大切なものと引き換えに無くした大切なものを取り戻すことができる。 夢みたいな設定ですが、いま大切なものもなくしたくなかったら。 ええ、そこが恐怖の始まりです。 なるほど幽ブックス。

ちょっとラストがあいまいだったので、星は3つ。 もう一回読んだら理解できるかなぁ。