紅宝石少年

ゆきやの読んだ本や行った場所を紹介する気ままブログ。ブログタイトル「紅宝石少年」は、大すきな漫画カストラチュラから。

冥婚ゲシュタルト(再演) 感想

2016年6月19日、

廻天百眼本公演「冥婚ゲシュタルト」マチネとソワレとEveを見てきました。

大まかなあらすじは前と同じなので、

あらすじの覚書は前回のブログ↓を確認ください。

 

hongbaoshiboy.hateblo.jp

追加点としては、

・振付や掛け声でより舞台にお客さんが参加しやすくなる。

・ミチコちゃんがミチコくんでグレードアップ(わかる人はわかる)

・裁判長閣下「ユミコ」さんがマリとの会話の中で、世界を補完する説明っぽいものをしてくれる

邏卒隊にパトカーができました!

・最後のちょっと手前にあの世でヒラサカさま落札オークションのシーンが挿入される。

・血糊が6列目まで平気で飛ぶ。

・お客さんが慣れてきて、バリアー持参率高し

・プロジェクトマッピングで演出が美しく強化される!

・フユクサ様など指輪教の男たちは、人形に殺されることを至高とする集団だったそう(初演で聞き逃していた)

 

があげられます(ほかにもヤエコさんの下着が可愛くなってるとかありますがそれはそれで)

 

残酷、ほのぼの、爆音ライブ、シリアス、笑い、悲恋、にぎやか、狂気、絶望とよくもまぁ2時間弱にこれだけ詰め込めたなぁと感心します。

メアリーの指輪の説明も補足がされ、メアリーがどういう存在なのかわかりやすくなっていたと思います。

俳優さんは全員狂おしいほど美しく、格好良く、可愛く、そしてクレージー! この箱(ザムザ阿佐ヶ谷)の中だから見ることが許される、禁断の世界を全身で演じてくださっていました。

もはや目当てのだれかではなく、全員をくまなく見たいので、視線をせわしなく動かさなければなりません。

もう舞台全体に自分の分身置きたかったよね。いろんな角度から眺めたかった。

今回初めてレインコートなしで血糊を最前で浴びたのですが、なにこれすごく楽しい。あと邏卒隊が踊って歌うシーンでサイリウム振ったり、冥婚行進曲で振付したり(アンコールでハルミ博士が手を合わせてくれた!)、マリさんとタッチしたり、すっごい楽しい。

なにより価値あるエンターテイメントショーでした。

血糊が浴びれるのが楽しいとか、俳優さんが素敵とか、それもあるのだけれど、根底は生きにくい世の中にあって、「ひとえに生まれを間違えと決めてかかっている君へ」(そうじゃないよ、自由に生きていいんだよ:と解釈)のような石井主宰の言葉がすとんと胸に落ちてきて、世界を憎んだままでも、世界を許すんじゃなくて愛する(?)ことができそうになる、気がする。いや、なに言ってるか自分でもわからないけど。百眼見てると、こんな矮小な自分でも世界に生きていて、そしてたまにこんな狂おしい世界を見ていてもいいのだと、許してくれる気がして好きです。いや、本当に何言ってるかわかんない。

 

冥婚Eveは、33人の恋人を殺したメアリーの過去の真実について。

この悲恋、切なく胸を焦がしましたよ。ただ一緒にいてほしいから、永遠に側にいたいから、その手段が殺人だっただけで。愛する人がずっとそばにいてくれたなら、メアリーはあんな悲しいことはしなかったんだなぁと。

話がきちんと指輪のなれそめと指輪教につながるのが面白かった。伏線回収の詩劇でした。これ本でじーーーーくり、読みたいやつ。

 

冥婚ゲシュタルトはパンフレットによると千之ナイフ先生で漫画化が決まったそうで! うわー! 百眼作品が公式で漫画とか、もう頭上がりません。ありがとうござます。ありがとうございます。公開楽しみです!

 

あと、開演前にお話しくださる優しきスタッフ様、帝国民の皆様、あなたがたのおかげで、ボッチ遠征でもとても楽しく過ごすことができました。ありがとうございました。

 

百眼さんは次に何を見せてくださるのか今から楽しみです。

 

そして最後になりますが、

 

なっちさん、卒業おめでとうございます! 次のステージでも頑張ってください!

 

 

『冥婚ゲシュタルト』舞台音源集

『冥婚ゲシュタルト』舞台音源集

 

 

 

『冥婚ゲシュタルト』公演DVD

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