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紅宝石少年

ゆきやの読んだ本や行った場所を紹介する気ままブログ。ブログタイトル「紅宝石少年」は、大すきな漫画カストラチュラから。

炎の蜃気楼1ー5.5 感想

 (この記事は昔mixiに書いていたレビューをうつしたものです)

炎の蜃気楼(ミラージュ)(1) (コバルト文庫)

炎の蜃気楼(ミラージュ)(1) (コバルト文庫)

 

【あらすじ】 

武田信玄の霊を封印した"魔縁塚"が、何者かによって破壊された夜――高耶の親友、譲は、火だるまになる夢を見た。《ようやく見つけましたぞ、お屋形様…》譲に忍び寄ってくる武者たちの亡霊…。強力な霊によって憑依されようとしている譲を救おうとする高耶は、不思議な《力》を使う直江と出会った。自ら何百年も生きた換生者だと名のる直江は、高耶に前世からの運命を告げるのだが…。

【好きなせりふ】
「つきやってやってもいーぜ。あんたに」p.111
「直江さんって、高耶と似てるよね」p.130
「おまえはおまえだよ。変わっても高耶だよ」p.250

【感想と妄言】
あらゆる総ての原点。
何気なく寄った本屋の何気なく手にした本、それが炎の蜃気楼でした。何これ面白いの? と思ったのもつかの間、ずぶずぶと引き込まれました。
記念すべき1巻では、直江と高耶さんの邂逅が印象的です。そして譲の優しい言葉や高坂のハチャメチャぶりも注目すべき点だと思う。
1巻て、まだ直江が大人だなと思うのは気のせいかなぁ。

 

 【あらすじ】 

武田信玄の怨霊の暴動を鎮め、平穏な日々をおくる上杉景虎の換生者・高耶。だが、景虎の復活を知り、織田信長軍が動きはじめた。現代を、怨霊が争う《闇戦国》に変えようとする織田軍の森蘭丸。まだ《力》が目覚めきっていない高耶を狙って、次々と巧妙な罠が仕掛けられる!! また突然、高野のクラスに現れた、千秋修平と名乗る男の正体は……!? 大人気サイキック・アクション第2弾!!

【好きなせりふ】
「…。見捨てねーよ」p.78
「あなたは、…あなたであればいいんですよ。高耶さん」p.94

 

【感想と妄言】
綾子ねーさん、千秋と夜叉衆の主要メンバーが顔をそろえた巻。加熱を始める闇戦国。次第に浮き彫りになる30年前のこと。自分は本当は誰なのか自問を始める高耶さん。そしてもう一度総てをやり直そうとする直江。そんな中現れる蘭丸! もうどきどきです。
一番好きなのは、学校でガラスが高耶に降ってくるシーン。直江が高耶さんをかばうのですが、そこがすごい素敵。直江の一途な想いを垣間見た気がしました。

 

 【あらすじ】

仙台市で、建築物が一瞬のうちに倒壊する事件が続発。直江の連絡で、高耶と綾子が調査に向かうことになった。仙台では活発化する最上義光軍の怨霊に対抗するため、伊達政宗が復活する。激しい《闇戦国》を繰りひろげていた。正宗と同盟を結ぼうとする高坂弾正。事件の陰に見え隠れする狐の霊を操る女…。そして巨大な陰謀が渦巻く仙台で、は自分を捨てて出ていった母・佐和子と出会った。

 

【好きなせりふ】
「人はな、生きとるうちに何べんでも生まれ変わる。肉体が死なずとも、本人がそう願えば、何度でも生まれ変わることができるのじゃ」p.224

 

【感想と妄言】
高耶さん母に再会する巻。そして直江が捕まって手錠でつるされて「くそぉ」とか呟いたり、30年前の罪が明かされたり、高坂が高耶さんにハンカチ差し出したり、やっぱり正宗は隻眼になってしまったり、堂々と伊達の屋敷でシャワーを借りようとする高坂がおかしかったり、誰の味方かわからない高坂が微妙だったり、いろんな意味で楽しいです。仙台編。揺れる高耶さんの心がすごく好き。そうやって一歩一歩乗り越えていくんだと思うともう大好き。直江は当分ぐるぐるしているといい。

 

 

 【あらすじ】

高坂の謀略で、慈光寺を爆破され、九死に一生を得た高耶。だが、住職の国領は瀕死の重症を負ってしまった。自分の無力さを知り、かつての景虎の《力》を取り戻そうとする高耶だが……。一方、仙台に集結した千秋、綾子らは、仙台市を「金輪の法」を用いた巨大結界で包囲しようとする最上義康を追っていた。呪法の『壇』となる陥没事故現場を舞台に、義康と冥界上杉軍の対決が始まった!

 

【好きなせりふ】
人の重みを忘れぬ者は、いつしかおのれ自身の重みにも気づいてゆく。p.225
あなたは、もう自分に嘘なんてつかなくていいんですよp.245

 

【感想と妄言】
あれですね。何で当事者じゃない人たちのほうが景虎と直江と美奈子の三角関係をよく知っているのだろう。高坂すごすぎ。てか、闇戦国内でこの話題は有名なのか…。
さてはて、高耶さんが景虎モードに入ってきますよ。毘沙門刀とか、出てきましたよ。まだこのあたりはサイキックアクションだよ。楽しいなぁ。
お母さんと高耶さん、心の中では和解したよね。きっと大大丈夫

 

 

 【あらすじ】

夜な夜な出没するという火の玉『ホイホイ火』を調査するために、奈良入りした高耶と千秋。火の玉に殺された塩原の家に向かった高耶たちは、そこで妖怪にとりつかれた少女・なぎと出会った。なぎに寄生しているのは、戦国時代の茶釜の妖怪・平蜘蛛だった。なぎを救うために、妖怪を操る『信貴山の龍神』の正体を探ろうとする高耶たち。だが宿敵・織田軍も、なぎを狙って動き出していた…!!

【好きなせりふ】
この空は…。あなたをいとおしいと思う気持ちによく似ているP.86
「たとえもし、すべての人があなたを見捨てたとしても、私はあなたのそばにいます。いつまでも……」P.154


【感想と妄言】
千秋がメインなんだろうけれど、5.5巻を目の前にして、気になるのはやっぱり直江。というか、直江、ホテルでは未遂だよね?(笑)
30年前のことが明かされました。直江の回想で。この問題は、かなり尾を引くけれど、二人を語るには必要不可欠かもしれない。泥沼になる前の静謐な直江の心情がとても綺麗です。
あ、どうでもいいですが、記者とか警察装うのやめようよ(苦笑

 

 

炎の蜃気楼(ミラージュ)〈断章〉最愛のあなたへ (コバルト文庫)
 

 【あらすじ】

奈良の事件を解決し、かつての上杉家の古戦場を訪ねた高耶と直江。だが、そこでも闇戦国の怨将の陰謀が渦巻いていた。佐々成政を狙う小百合姫の秘密とは「最愛のあなたへ」
母に去られ、酒乱の父に反発しながらぐれていた中学時代の高耶。孤独な彼の心を救ったのは、そばにいる譲の存在だった。そんな時、高耶が無実の罪に問われた!?「凍てついた翼」

 

【好きなせりふ】
あなたの“犬"です。“狂犬”ですよp.127
ふと浮かんでくる微笑。なぜ浮かんでくるのかわからない。なぜこんなに懐かしい。p.234

 

【感想と妄言】
運命の5.5巻です。直江プッツン、高耶のファーストキスは奪われてしまいました。4百年も想いが鬱積するとこうなるのか…。でも直江よくがんばったよ。すごくすごく愛していたもの。それなしでは生きていけないほど、愛していたもの。

坂道を転がるごとく、BL道へ墜ちていきます。てか、直江ぐるぐる道。魂が触れ合う20巻に早く到達せねば