紅宝石少年

ゆきやの読んだ本や行った場所を紹介する気ままブログ。ブログタイトル「紅宝石少年」は、大すきな漫画カストラチュラから。

【ネタバレ注意】炎の蜃気楼 昭和編2 揚羽蝶ブルース 感想

エイプリルフールネタよりも、心待ちにしていた『炎の蜃気楼昭和編2 揚羽蝶ブルース/集英社コバルト文庫/桑原水菜』が発売になりました。おかげで桜がこんなに咲いているのに哀しくなくて、逆にわくわくしていたので、不思議な感じです。 以下感想。

【あらすじ】 朽木が去ったレガーロでは原因不明のアクシデントが続く。そんな折、執行オーナーの前に、元歌姫で今は大手プロダクション社長の青木が現れる。狙いはレガーロ乗っ取りだったが、背後には織田の影が…。

集英社サイトより

【感想】 1巻ほど印象的なセリフはなかったのですが、印象的なシーンや人の心の動きがあり、読後の満足感が安定のミラージュだなという感じでした。

今回はちょっとだけ直江がお笑い担当。調査のために俳優もどきをしたり、乗ったタクシーで高坂と言葉の上で一戦交えたり(『最愛のあなたへ』のあの下りを彷彿させるシーンでしたw)、ほのぼのしてしまいました。

一方で景虎さまはシリアス担当。晴家と直江が自分の人生を歩めるならそれを見守った後今生で生きるのをやめると色部さんに言ったり、直江の前の宿体の命日に墓参りしてその両親に土下座して謝ったり。景虎さまは本当に辛いものをたくさん抱え込んでいるんだと心が痛みました。

美奈子は着々と景虎さまに近づこうと彼女なりに動いていて、そんな美奈子に安らぎを求めに行こうとする直江とか、泥沼の予感しかしないんですが、今はまだいい感じです。

あと、色部さんと長秀が合流したのがうれしかったです。なんだかんだで、本編って夜叉衆が同じ場所に揃わなかったので、みんな揃うとなんだかとっても良かったなぁ、5人で夜叉衆だもんなぁとちょっと涙出そうになりました。長秀の正体が割れたときは、ああ、だから直江にあんなちょっかい出してたのかと笑ってしまいました。

昭和という時代、前からどうにかして知りたいと思っていたのだけれど、何から手を付けていいのかわからず放置していたのですが、炎の蜃気楼という世界を通して教えてもらえている、ということにこの巻を読んで気付いて、炎の蜃気楼は本当に自分にいろんな感情や知識を教えてくれるなぁと感心します。

ラスト近く、直江と景虎さまが直江の換生させる力について触れていますが、それがまた昭和編のラストにつながるんだなぁと思うと今から戦々恐々です。

夜叉衆もそろい、美奈子も動き、織田も着々と動いている中で、繰り広げられている昭和編。次巻が楽しみです。

ところで、秋にやるらしい炎の蜃気楼昭和編舞台って、どんなストーリーでやるのかなぁ。ちょっと怖い。