紅宝石少年

ゆきやの読んだ本や行った場所を紹介する気ままブログ。ブログタイトル「紅宝石少年」は、大すきな漫画カストラチュラから。

氷の花火~山口小夜子 感想

山口小夜子さんというとびぬけて美しい、もはや神がかり的な美しさのモデルさんを知ったのは、鳩山郁子先生のツイッターからだった。

2015年に東京で開かれていた展覧会には行けなかったので、この「氷の花火~山口小夜子」の映画を見ることができる日を心待ちにしていたのだった。

公式サイト

映画「氷の花火〜山口小夜子」オフィシャルサイト

パリコレに彗星のように現れ、世界のトップモデル4人の中に選ばれ、神秘的な姿やパフォーマンスで様々な著名人を魅了していく小夜子。
こだわりも相当強く、そしてそれが意見として通るのは、実力があったからだろう。誇り高きモデル。けれど、それを驕ることはなかったという姿勢が好ましい。
高みを目指して、美しいものを探求する。その力の原動力が知りたかった。

モデル界から離れても、パフォーマー、デザイナーと様々なジャンルに果敢に挑戦し、どのジャンルでも艶やかな花を開かせるのが、眩しくて目がくらむ。
そして、再び資生堂のモデルに返り咲いたり、パリコレに復活した姿の、なんと凛々しく圧巻なこと。
思わず舌を巻いた。
こんな素敵な人が、51歳という若さで、夭折したというのがこの国のある種の損害だった。亡くなられたその年、映画や美術や様々なことにチャレンジするはずだったそうだ。その美しい眺めが、失われたことが残念でならない。

ドキュメンタリーというのは、淡々と進み、面白味がないものとおもっていたが、これは違った。監督やインタビィーの溢れる山口小夜子への愛が、パチパチとはじけ、見る者の胸に灯をともす。

一人の美しい女性を通して、神秘に触れた貴重な時間となった。
ありがとうございました。