紅宝石少年

ゆきやの読んだ本や行った場所を紹介する気ままブログ。ブログタイトル「紅宝石少年」は、大すきな漫画カストラチュラから。

戦後トウキョウ退魔録 感想

大人のジュブナイル伝奇ものと聞いたら手を出さずにおれなかった『戦後トウキョウ退魔録/KADOKAWA/伊藤ヒロ峰守ひろかず』の感想を。

 

 【あらすじ】

敗戦後の混沌とした日本を生き抜く男が二人、おりまして、その名、茶楽呆吉郎と襟之井刀次と申します。不死の呪いに機械仕掛け。そんな二人が掲げる看板は、『不思議問題解決承リマス』
S20/戦後トウキョウ退魔録 : 書籍情報 | NOVEL 0 Official Websiteより

 

【評価】
★★★★☆

【感想】
紙芝居作家として活動する、男2人に謎の幼女1人。その裏の顔は、国家転覆の様々な野望を退治する事だった。
というありがちな話ですが、ありがちながらも面白かったです。ありがちだから面白いのかな?

実際の事件と虚実を混ぜ、有名な話をさらに混ぜ込んで、美味しいスープみたいにしてくれます。
なお、ネタ元を明かしてくれているので、各話読了後に、ああやっぱりとおもわずにんまり。
この手の話はマンネリ化しそうなのですが、うまいことかいて洒落乙にしてあります。
呆さん視点と刀さん視点の話をそれぞれの作家さんが書き分けているのですが、きちんと摺合せができているのでしょう、違和感や齟齬は全くありません。
戦後の混乱期に、こんな怪奇伝奇事件があった! という話が結構好きで、それがドンぴしゃで来たので、面白かったです。
1話読みきりなので、キャラを把握さえしておけば、どの話から読んでもOKです。
続きが出たら買いたい本です。はい。