紅宝石少年

ゆきやの読んだ本や行った場所を紹介する気ままブログ。ブログタイトル「紅宝石少年」は、大すきな漫画カストラチュラから。

SILT公演「セロが見た世界」感想

2017年8月5日は、SILT神戸公演「セロが見た世界」を見にきました。
新神戸に降り立ったのは生まれて初めてではないかと思います。はい。

サンドアートと、音楽が融合したすばらしい舞台で、
劇パートも若干あるのですが、一番最初の物語説明以外、全て無言。
でも、スクリーンで映し出されるサンドアートが
どんな言葉よりも雄弁に物語りを紡いでいくのです。
ハラショ―! としかいいようがない。

物語は(うろ覚えなので間違っていたらご容赦を)
雨の中、少女がやがて木になる苗を植える話。
セロ職人の父の背を見て育った少女が大人になり、セロを作る話。
セロ職人だった老人の過去と今と、最期。
そして出来上がったセロを奏でるセロリストと少女の悲しい恋の物語。
フィナーレ。
でした。

動的にどんどんサンドアートで絵が生まれていく過程を見るのが楽しく、
生み出される過程からこれはなんの絵だろうかと推測する喜びというか、ワクワクしました。
こどもが大人に成長する過程もうまく作ってあって、すごいなぁと。
あと、陰影のつけ方も目を見張るものがあり
とても興味深く拝見していました。

音楽はピアノとセロ。
ピアニストの方は存じ上げずすいません。けれど、とても素敵なメロディを奏でてくれていました。旋律がすごく心地よかったです。
セロは、大好きな青月泰山さん。
書下ろしの曲は、優しく、あたたかく、そして切なく。
いずれ、歌詞が付いて、新しいCDに収録されるかもしれないとのこと。どんな詩がメロディに載るか楽しみです。
背の高いセロ奏者と少女の恋物語は本当にときめいて、でも切なく。
雨音が、ひどく優しいなぁと思いました。

サビに勝手に歌詞を付けるなら、

「君が笑って生きるのならば/僕も笑って逝けるのだろう

夢の通路は閉じないから/いつでも会えるよ」

って感じです。

 

フィナーレは、神戸の街並みが複数人で仕上がっていき、さらに、それが神戸港の船にまで変じたのは、すごいの一言(心の声)。
とても充実した2時間でした。
これで、なんと、2000円(前売り)という破格の安さ。
いや本当に、関西まで来て、素敵な物を見せて下さりありがとうございます!! ってなりました。はい。

また機会があったら見てみたいです。