紅宝石少年

ゆきやの読んだ本や行った場所を紹介する気ままブログ。ブログタイトル「紅宝石少年」は、大すきな漫画カストラチュラから。

青月泰山さんの「月の沙漠の最果ての -Moonlight Blue Night-」 感想

落ち着きない5月6月もようやく終息しまして、
通勤時間に青月泰山さんの「月の沙漠の最果ての -Moonlight Blue Night-」を聞けるようになりました。

都を出て、砂漠を旅する吟遊詩人左ききのゴーシュ。
従来の美しい音楽だけでなく、
歌と朗読も収録されています。

その中で、
都で生計を立てるために(彼は吟遊詩人なので)、
望まない言葉や虚飾に満ちた言葉を紡ぐことがだんだん苦痛になるゴーシュの描写があるのですが、
それはたぶんこの世で営みを続けるものたちが
感じるだろう息苦しさで、ああわかるなぁと。

そして砂漠で、生き延びるために、ずっと一緒だったセロを言葉を
捨てるシーンがあるのですが、
そこでゴーシュは自由を感じると同時に今まで共にいてくれたものの重みを初めて実感する。

自由になるのに、苦しい。切ない。
君は重荷だった。君に苦しめられた。
けれど気づいた。
失って初めて。
こんなにも君はいつも私のそばで。
そばで一緒に苦楽を共にしてくれていたのだと。
(これは私の解釈文です)

これも気分的にすっごくわかって、感情移入して、
切なくなりました。
それほど大事なセロ。相棒。
次の物語で、ゴーシュさんはセロをまた手にすることが出るのでしょうか。
(できてほしいです)

蒼穹に突き抜けるような、美しい音楽と言葉と。
(私の語彙力が少なくて、豊かに説明することができず申し訳ありません)
素敵な音楽に出会わせてくれて、青月様、ありがとうございました。
月の砂漠を旅するゴーシュさんのお写真も、えもいわれぬほど、
魅力的で眼福でございました。
重ねてお礼申し上げます。

 

気が早いですが、次の作品集も楽しみにしております。

 

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