紅宝石少年

ゆきやの読んだ本や行った場所を紹介する気ままブログ。ブログタイトル「紅宝石少年」は、大すきな漫画カストラチュラから。

ライチ闇クラブ感想~トーク編~

2014年3月22日、長田ノオト先生の個展中イベントのひとつに30年前に上演された東京グランギニョルライチ光クラブ初演の音源を聴くイベント「ライチ闇クラブ」が長田先生と当時ゼラを演じた常川さんのトークを交えて開催されました。

以下、心に残ったトーク内容や初演の内容をつらつら書いていきます。 メモは取っていましたが、途中追いつかなかったり記憶違いをしているかもしれません。 あらかじめご了承ください。

舞台に、長田ノオト先生と常川博行さんが登場。 舞台で見る常川さんと違いインテリのおじ様風常川さんと金髪で少しパンクな衣装をまとった長田先生。一番前でガン見しました。苦笑。

まずは二人の馴れ初めから。 長田先生が手紙と一緒に漫画を届けていたのがきっかけで、二人はお知り合いになったそうです。 その後出版社のパーティーで長田先生と常川さんの奥様がであったり(その後漫画の原作を書いてもらったとか)、大きいウサギがいるよということで、飴屋さんが主催する動物園に遊びに行ったり。 動物園で長田先生は初めて飴屋さんにあうのですが、飴屋さん「久しぶりだね!」とのこと。漫画を読んでいたので、初めて会った気がしなかったらしいです。

東京グランギニョルができたころ、演劇界は小劇場とインディーズに分かれていたそうです小劇場は主に大学生が大学から施設借りてお金もらってやっていた、最後に幸せになったり救いがある内容を上演していた、一方、インディーズの東京グランギニョルは、引きこもりや高校中退などのひとでつくり、なおかつメンバーは飴屋さんがクラブで見つけてきたそう。 クラブのお客さんがそのまま観客としてきていたので、客層が小劇場と違い華やかな感じ。そのきれいな服を着た人たちが劇見て血糊まみれになる。でも前列3列目までのお客さんは目を輝かして血糊を浴びていたそう。 グランギニョルには、徹底的な悪とか残酷さがあって、悪役は後悔しない。そこも小劇場と違うところ。 長田先生が「ゼラ怖かったですね」いうと、常川さんが「悪い役はおもしろい。悪いことに後悔しない。すべてが正しいわけじゃない。絶対的な悪はいる。それを表現するためにドイツの将校や貴族の振る舞いやしぐさを役に取り入れていた」と役作りについてちらり。

舞台は鉄とコンクリートでできていて、客席までそうだった。ジャイボが鉄のペニスでブラウン管を犯して壊すので、血だまりの中に破片が。あと物が壊れてがっしゃんがっしゃん落ちるからみんな安全靴を履いていたそうです。ヒロインマリンちゃんも安全靴。 あと舞台に使ったブラウン管テレビもスピーカーもいろんなところから拾ってきたそう。常川さんは拾いものが上手だったと長田先生談。 ゴミ捨て場から使用済みの医療器具とかも持ってきて、人の血がついているのにそれで傷作ったりして、今考えると危ないことしていたなと常川さん苦笑い。 工場にあったベルトコンベアは本物で、実際に自動で動いていた、反面、ぐるぐる廻る台は人力で動かしていたとか。

衣装についてですが、飴屋さんだけ自分は学ランが似合わないという理由で、緑のブレザーで半パン。当時金髪で、ジャイボはドイツ帰りのハーフという設定があったとか。本当に美少年だったと常川さん回想。 ちなみに飴屋さんは短パンのせいで足が傷だらけだった。 学ランは血糊がついても汚れがあんまりわからないからよかったそう。でもだんだん白シャツがピンクに染まるのは止められなかった。 血糊はブトウ糖の甘いにおいがするんだけれど、墨汁混ぜて赤黒くしたり、豚の内臓(使いまわし)合わさって、なんともいえないにおいが充満していたとか。

ライブ育ちの役者さんがほぼだったので、みんな音感はよく、逆に常川さんがテンポに乗れず動きが少しずれたりしたとか。そういう時は人の動きを見て対応したそうです。 劇に出ながら音響もしていた飴屋さん、音のかけ方で、飴屋さんが乗ってるぞ、とか今日は怒ってるぞとかがわかり、みんなで気をつけたそう。

当時見ていたお客さんが会場にいらして、どうだったときかれて「脳みそかちわられるかんじ!」と返答。JUNE特集から見にこられていたようです。 飴屋さんが舞台上に倒れたとき、嶋田さんが介抱したのを見て(BLぽかったそうです)、演出家と思われてたけど舞台上で嶋田さんが狼狽していたから、実は演出でなかったらしい。 JUNE特集から来たお客さんも多かったけど、丸尾末広さんの絵に惹かれてくるお客さんも多かった。 みんな言うほど同性愛でなかったけど、雷蔵役の方だけは別で、デブ専だったそうです(かいていいのかな)。

話はライチからワルプルギスへ。 衣装が一番華やかだったそう。男の血しかすえない吸血鬼がボーイッシュな女の子の血をすって心臓が肥大化するという話だそうです。ちょっと見てみたい。 主人公はタミヤだったそう。 グランギニョルはゆがんでいる女の子のヒロインが多い。ライチのマリンちゃんも少女というよりは少年という感じだったそう。

ちなみに上演中にかかわらずみんなばしばし写真を撮っていて、一番人気はタミヤで、常川さんが「タミヤかよっ」っていうたびに笑ってしまった。

あと女教師役の方を犯されながら殺されるのがうまいと常川さんがたびたび賞賛してました。日活ポルノに出ていた女優さんなんだそうです。 そしてここからトークが中断し、ライチ光クラブが始まるのですが、長くなったのでいったんここで記事をとめます。

てか感想ではなくレポートになってしまっている…。