紅宝石少年

ゆきやの読んだ本や行った場所を紹介する気ままブログ。ブログタイトル「紅宝石少年」は、大すきな漫画カストラチュラから。

ライチ闇クラブ感想~初演音源編~

ライチ闇クラブ感想~初演音源編~

2014年3月22日、長田ノオト先生の個展中イベントのひとつに30年前に上演された東京グランギニョルライチ光クラブ初演の音源を聴くイベント「ライチ闇クラブ」が長田先生と当時ゼラを演じた常川さんのトークを交えて開催されました。

以下、心に残ったトーク内容や初演の内容をつらつら書いていきます。 メモは取っていましたが、途中追いつかなかったり記憶違いをしているかもしれません。 あらかじめご了承ください

それでは、初演音源編です。箇条書き。飛んでる部分もあり。 会場中響き渡る笛の音。 「ディーリヒテザイテ」 「ディーリンケザイテ」 「ディーヒンターザイテ」 にあわせて、常川さんが目の前でそれぞれの方角に向かって手を伸ばして感動! 少年が捕まる。何も見てないって行ってるけど、眼をつぶされてしまいます。哀れ。 そこに女教師登場。みんなで先生を責め立てて、先生も捕まります。

 

ゼラの手が赤いんだよと、ジャイボを除く光クラブメンバーでひそひそ。 何で赤いか確認しよう!となってがやがやしてたら(ゼラを見失う)、丸尾末広登場! 「マルキドマルオ!」 なぜかドイツ製チョコレート出したり、舞台のブラウン管にドイツの17歳の美少女が解剖されている映像が映る。 そこに現れるゼラ。自分にもビデオをみせてくれとマルキドに迫るゼラ。しかしマルキドは見たがるやつには見せないといい、ゼラの額に黒い星が見えるから邪悪とまで言い放つ。ゼラは「ビデオじゃなく本物を見るさ」ときりっときめ台詞。

 

ゼラがみんなを集める。 重大発表ということで、みんなにライチの実を食べさせる。 みんな→まずい、ゼラ→気に入ってもらえたかな? 強要している!(苦笑) 重大発表とはつくっている機械の燃料がライチであること。 がんばって育てたよー。ゼラ涙ぐましい。

 

軽快な音楽とともに機械のパーツをそれぞれがつくっている。 ゼラがジャイボ以外に作業の確認。あれ、ジャイボどこにいるの? その後ゼラはゼラ自身に、「あつくなると失敗する、冷静になれ」と自問自答。 ゼラの回想で、大きなダイヤモンドを見せびらかした母の話。 「イミテーションが本物に勝るとき、ダイヤモンドの輝きは失われる」 「ライチラライチライラライチ」(常川さんのライチコールきた! 興奮)

 

ジャイボ登場。 きゃは! ではなく、やあこんにちはとかなりお坊ちゃん風。 女教師もできて、ジャイボが鋼鉄のペニスで女教師を犯します(ジャイボ血まみれ観客席血まみれ)。 女教師の芝居がうまかったと常川さん回想。 ちなみにジャイボは「ゼラ君」ってよんでました(///▽///) 光クラブのメンバーはみんなはジャイボ特製(?)鋼鉄のペニス着用。これは永遠の童貞を意味するそうです。 その後、鋼鉄のペニスでブラウン管を襲う→破片が血糊に落ちる。

 

舞台中央に星が描かれた棺おけ。 マシンの設計図は焼却済み(すごいなー)。 デンタクのマシン解説(せりふカミカミ) ゼラがインプットした言葉がラストにつながるのですがせりふを聞き逃しました。すいません。 そして嶋田久作のライチキタ! 少女捕獲に乗り出すことに。 雷蔵が捕獲マスクの説明。「一度いえばわかる」ライチばっさり。 ライチの行動をみんなが楽しそうに見守る。 歩く音を、アインツ、ツヴァイ・・・ってドイツ語で言うのいいなぁ。

 

潜望鏡でライチを観測中。 ライチが捕獲してきたのは、薬局のサトちゃん(くま、ちなみに2日目からペコちゃんとか日替わり)。マスクもなぜかライチがかぶってる。 気を取り直してもう一度、ライチが少女捕獲へ。 マリンをつれて帰る。 ゼラ「諸君、初めての客に乾杯だ!」にぎやかな音楽。

=いったんここで休憩(闇クラブが)=

休憩エピソード 実はゼラは3日目に客席に下りたとき骨折。足引きずりながら残りの公演がんばったそう 飴屋さんはお姉さんも美人。 嶋田さんは結構演技に迷っていたけど、飴屋さんが「そのままでいい」とばっさり。 顔を白塗りにしないと暗い照明に対応できないから白塗りだった。 あとお金の話とか。

=休憩終わり=

チェスのシーン。 タミヤがゼラに敬語を使ってる。冷静にとかいいながら僕は45秒で同じ状況を切りぬ抜けたとかいってタミヤを惑わすゼラ。 舞台の隅にマスクの女の子たち。 女の子を心配するタミヤに、ゼラは死んでもいいよという。 少女一号目覚める。ゼラにけんか腰。 ライチがオルガンを弾き始めました。皇帝円舞曲。ライチすごい!

 

ライチのためにライチをとりにいこうツアー! ライチとマリンだけが残される。 オルガンを弾くライチ。静かな曲。 マリンとライチの交流。 マリンにオルガンを弾くように強要するライチ。 ライチ0歳・・・。嶋田ライチかわいいなぁ。 ライチ「私は人間だ」 マリンがデンタクを触ってライチまさかの暴走。 ツアーからみんな帰宅。ライチ暴走がなぜかデンタクのせいに。 タミヤに 「少女たち捨ててしまおうか」とゼラ。 マリンが最初にして最高だったからほかの子はいらない。 工場のベルトコンベア動く。少女たちがベルトコンベアで運ばれ解体処分される。

 

チェスの練習をしているタミヤの前に現れるジャイボ。 「ジャイボさん!」ジャイボさん!? 星を見るジャイボ。(季節は冬のようです) 「星きれいじゃん」キラッ! ジャイボ格好いい! 星に向かってあんたって呼びかけるジャイボが素敵。 タミヤがどこかに行く。 潜望鏡でタミヤを観察するジャイボ。 南西35度、タミヤがライチ畑に火をつける。 「やれー!」とかいってあおってるジャイボ。本当に男らしいなぁ。 ゼラ「ライチ畑が・・・燃えてる」 消火器爆発。舞台白まみれ。

 

ライチによるライチ畑放火者探し(ゼラ命令) その間、ゼラがジャイボにマリンをつれてこさせ、マリンの素性を知るための質問。 ゼラが「名前は、とか生年月日は」とか直球の質問なのにジャイボさんは「どんな男が好き」とか変化球過ぎます。

 

犯人タミヤがつれてこられたよ☆ 敬語をやめるタミヤ。 「ゼラ、あんたって本当に素敵だよ」とゼラにつばを吐く。 演技ができずに本当につばを吐き毎回毎回ゼラのめがねが汚れたそうです。 ゼラはジャイボにタミヤを処分させる。 タミヤはズボンを脱がされ、ジャイボ特製鉄製のペニスをはがされる。 客席からフラッシュの嵐! Yシャツ1枚のタミヤはさぞ色っぽかったんだろうな。

 

ライチが動かなくなる前にわれわれの目的を達成するということで、 鉄のペニスが似合うのは鉄製の少女(ここでなんであんなに鉄製にこだわっていたかわかった)をつくることに。明朝作業するとして解散。

 

タミヤ、マリン、ライチの3人の会話。 タミヤ、マリンに最後のライチの実を渡す。 みんなで逃げようとするも、ライチが反対してやめる。 やぐらの上にマリンとライチ。 機械のように振舞うマリン。 マリン「機械になりたい」ライチ「マリンじゃなくなるからいやだ」 押し問答。 天井から雨漏り。ライチを気遣うマリン、頷くライチ。 シリアスシーン。「おやすみ」って言い合うのが素敵なシーンです。

それをぶち壊す鉄パイプで舞台をたたく音。 計画変更して今から鉄製少女作るというゼラ。 「マリンは渡さない!」反抗するライチ。 そこではじめてマリンの名前を知るゼラ。狂ったようになる。 鉄パイプで光クラブのメンバーがライチを破壊しようとする。 そこでライチが暴れ、メンバーの腹に仕込まれた豚の内臓をライチが次々と取り出す。 (豚の内臓は使いまわしなので、千秋楽には・・・) 舞台上に次々と学生服を着た少年が倒れていく。 そしてゼラの番。 「僕を偽物の代わりにしてくれ!」 Yシャツの下に豚の内臓と血糊袋3個ぶら下げていたゼラさん。おなか周りは冷たく、くさかったそうです。 飛び出た内臓を元に戻そうとするゼラ。 「ねぇ、ライチライチラライチララライチ」 ゼラ死亡(でーすーが)

 

半狂乱でマリンを探すライチ 「ここよ」「マリン」 感動の再開もつかの間、ライチ停止。半狂乱でライチの名を呼ぶマリン。 ライチの実を取り出すが、ライチがライチを食べない。 そこに後ろからゼラがマリンに近づき、マリンにマスクをかぶせる。 「そして僕は挫折しない。僕はここに立って眺めよう。ライチという名の機械がゆっくりさび付いていくのを」 「マリンという名の少女がゆっくり腐敗し骨になるのを」 マリンライチのひざの上に倒れこむ。ゼラにスポットライト。

そしてひときわ明るい声で、ゼラ。 「ジャイボ! でておいでよ! これが僕から君へのクリスマスプレゼントだから!」 え!? クリスマスプレゼント?

という混乱の元、役名紹介後幕。

===ちょっと補足===

ゼラは死んだのではないの→飴屋さんいわく「ゼラはノスフェラトゥだから」 今回聞いたのは、初演のクリスマスバージョンで、最後のせりふはその1回のみ。 飴屋さんはこのバージョンが嫌い。ゼラからジャイボへのプレゼントはありえないらしい。 ちなみにこのせりふからゼラジャイorジャイゼラのやおいがはやったとかはやらないとか。

今この規模の劇をしようとすると劇場的に無理だし、青少年保護法とかにも無理らしい。 30年前って表現の自由的にすごかったんだなぁ。 あと、長田先生秘蔵の東京グランギニョルの資料とかも拝見できて、幸せでした。長田先生ありがとうございました。