紅宝石少年

ゆきやの読んだ本や行った場所を紹介する気ままブログ。ブログタイトル「紅宝石少年」は、大すきな漫画カストラチュラから。

『マインドアビス-精神科医沖名皐月のカルテ-2/樹生ナト/BUNCH COMICS』感想

『マインドアビス-精神科医沖名皐月のカルテ-2/樹生ナト/BUNCH COMICS』の感想を。

 

マインドアビス 2: 精神科医沖名皐月のカルテ (BUNCH COMICS)

マインドアビス 2: 精神科医沖名皐月のカルテ (BUNCH COMICS)

 

 【あらすじ】
幼いわが子を数日間家に置き去りにし、家に帰れず死を選ぼうとする母親。突然両耳が聴こえなくなり頭の中で神の声に囁かれる女子大生。甘ったるいジャムしか口に出来なくなった少女。奇妙な症例に異端の精神科医が挑む!!
新潮社サイトより

【感想】
『とでんか』で好きだった、樹生先生の新シリーズでしたが2巻であえなく終了。
沖名先生をはじめ魅力的なキャラクターと、人の心の深淵をのぞき込む、ぞくっとした話の筋道に、魅了されておりましたので、うつろの目(うつろな目だったかな。うろ覚えすいません)の話の事件の完全解決を前に終了したのは残念です。
今後は個人で書かれるということですので、それを追いかければいいとは思うのですが、やはり商業という形で読みたかった。
応援が足りず申し訳ありません。
沖名先生、すごくナイスバディで、美しくて、ドキッとしてしまうキャラクターで本当に好きでした。

 

『この愛は、異端。 3/森山絵凪/白泉社ヤングアニマルコミックス』感想

『この愛は、異端。 3/森山絵凪/白泉社ヤングアニマルコミックス』

 

 

【あらすじ】
魂を捧げ、人として生きる――。淑乃の決意を前にベリアルに生じた迷い。2人の関係に大きな変化が訪れる。そして明かされる契約の真相。悪魔と少女、儚く美しい異端の愛の行方は…。
白泉社サイトより

【感想】
二人ともよかったね。につきます。
はじめてベリアルの心の内が丁寧に明かされて、淑乃が生まれたときから本当に本当に愛して(その感情にベリアルは気づけていなかったけれど)接していたのだなぁと。
もうこの純愛泣けるレベル。好き。
最初はセクシーな漫画だなぁと思っていましたが、二人の心がピュアフルすぎてそのギャップがまた魅力的でした。
しかし、天使が悪役で、悪魔がいい人という設定がまた面白いなぁと。
第一部完ということで、お疲れ様でした。
第二部も楽しみにしています。

五條瑛先生新作2点、2018年12月に刊行!「星条旗の憂鬱」(鉱物シリーズ)「焦土の鷲」(鉱物シリーズある意味外伝)

五條瑛先生の新作が2点、文庫で販売されます。

 

星条旗の憂鬱 情報分析官・葉山隆

星条旗の憂鬱 情報分析官・葉山隆

 

【あらすじ】
東京の古ぼけたビルの一室にある出版社『極東ジャーナル』社員の葉山隆は、在日米軍情報機関の末端に籍を置く日系米国人だ。ある日、葉山のもとに神奈川県警外事課の警部補が、家出人の捜査の依頼にあらわれた。かつて米国大使館で書記官の秘書をしていた女性の息子が音信不通になったのだ。十四歳の少年はどこに消えたのだろうか。六話の連作と書き下し掌篇を収めた大藪賞作家の傑作!

【補足】 

これは五條先生が個人出版で出していた鉱物シリーズ新作「analyst in the box 1」の商業化です。めでたい。書き下ろし掌編が載っているので、すでに読まれた方も二度おいしい。
そして、1とありますので、売れ行き次第では2も出るかもなので頑張って買います。

 

 

焦土の鷲 イエロー・イーグル (徳間文庫)

焦土の鷲 イエロー・イーグル (徳間文庫)

 

 【あらすじ】
GHQ占領下の日本。大陸に従軍していた歌舞伎役者・辰三郎は、復員後、梨園での再出発を期す。一方、上司の宮本大尉は諜報組織への参加を条件に巣鴨プリズンを出獄する。GHQは戦後息を吹き返した共産主義勢力を駆逐するため特務機関を組織し、宮本はそのリーダーに選ばれたのだ。GHQ文化政策を担う民間情報局CIEは封建的価値観に基づく歌舞伎演目の上演に難色を示し、歌舞伎界は存立の危機に立っていた。辰三郎はCIE懐柔に奔走するが…

【補足】
まったくの別物語のようですが、実はこの作品は鉱物シリーズに出てくる葉山隆の父(通称、ミスターオリエンタル)につながる物語だそうですので、新作と読んでも面白いですし、鉱物シリーズの外伝として読んでも面白いと思います。
徳間さんは五條先生の作品をたくさん出してくださっているので、買って応援。

 

五條先生の手元に、鉱物シリーズだけでも、水晶(個人出版済み)、猫目石翡翠、碧鮫(通称、水晶の裏で坂下が働いていた話だそうです)と原稿がそろっているらしく、出版者様が発行してくれれば、読者が新しい鉱物シリーズの物語を読める大チャンスとなります。

五條先生から離れて久しい方、またあの五條節に触れて、諜報小説を楽しみませんか? そして、新作が世に出るためのお手伝い(書籍の購入)にお力を貸していただければ幸いです。

五條瑛先生ファンからのお願いです。どうかよろしくお願いします。

折口春洋さんが好きな理由

今回の羽咋ツアーで「どうして折口春洋さんに興味をもったのですか」と聞かれた時、自分でもなんでだろうと思った。
きっかけは木島日記で、でも木島日記の2作には春洋さんは薄い影でしかない。
月に吠えらんねえは春洋さんを深くしてくれた感じなので、興味の先なのだ。
で、思い出したのが、雑誌『怪』でもどき開口が連載された時、「もどき」と言う言葉にひどく惹かれたことだ。
もどきとは、さいほうのそばにいて、さいほうの真似をしたり正反対のことをしたりする存在で、春洋さんは折口信夫のもどきである、ともどき開口にはあった。
その時、もどきである春洋さんに自分の存在を重ねたのだ。当時ふわふわしていた私は、会う人会う人に合わせてまるでもどきのように振舞って、生きていた。その生き方が一番楽だったから。
だから春洋さんに、木島日記もどき開口に書いている春洋さんが真実なのだとしたら、親近感を覚えたのだ。
けれど、月吠えや昨年の折口春洋展をきっかけに、春洋さんについて調べ始めると、決して春洋さんはもどきではなかった。
自分の意思で、髪を長くしたり五分刈りにしたり(折口信夫が短髪好みだからそうしていたようではなさそうだ)、しゃあくだと師を罵りながら、それでも弁当を作ったり靴紐を結んであげたり、折口のそばで屈託無く笑って写真に写ったり、自身のたくさんの想いを短歌にし、硫黄島にいっても師への気遣いを決して忘れずにいる、一人の自立した意思ある人間なのだと。
自分に似ても似つかないその人の生きた跡形を探るのが楽しくて仕方なかった。恋をしているようだった。知れば知るほど、師の陰でなく、もどきでもなく、一個の人としてある、春洋さんをただ知るのが楽しい。

ミーハーなのかも知れない。研究者からしたら笑われるかも知れない。ただ、1907年に生まれ、1945年に玉砕した、折口春洋と言う人が、どうしようもなく私は好きなのだ、ということだけを、興味をもった理由として、ここに残しておく。

2018年11月10日~11日は折口父子ツアーで羽咋に行きました。

6月に北陸のほうの新聞のネットニュースで、折口父子の句碑を巡るツアーがある、ということを知った私は、羽咋に行きたくてたまらなくなった。
昨年、折口春洋展に伺った時、展示と岡野弘彦先生の講演のみで、折口父子の墓にも参ることができなかったのだ。
ダメもとで羽咋市生涯学習課に、句碑ツアーを他でもしていないかという問い合わせをしたところ、なんと、折口父子記念会のFさんから連絡があり、案内してくださるお約束をいただいた。
ついでに厚かましくも、春洋さんの資料が見たいですと言ったら、これも用意してくださるという、夢ではないか? という現実が舞い降りたのである。

そんなわけで、2018年11月10日11日と、羽咋にお邪魔した。
2週間前から毎年恒例のアレルギーからの空咳を発症していた私は、健康管理をもっとしっかりすればよかったなぁと思いながら、サンダーバード七尾線を乗り継ぎ、羽咋駅に立った。

あいさつ、昼食後、句碑をめぐってくださることとなった。

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折口信夫が作詞した校歌を刻んだ碑、謝礼を受け取らず、代わりに寄贈(?)された鐘。しょっぱなからテンション上がりっぱなしである。

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なぎさドライブウェイでは海を見た。折口父子がここを歩いたのかな、春洋さんが一人で歩いたのかなと想像したら、なんだか嬉しかった。海はそう景色が変わるわけじゃないから、同じような景色を見たんだと思ったら胸が熱くなった。

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大伴家持長谷川等伯の名前も出て、有名人いっぱいいるんだなと感心しました。
記憶があいまいなので、順不同になるかもしれませんが、廻ったところなど。

●折口父子墓

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すごく見たかったんです。会いに来たかった。親にいきたいと話したらまず祖先の墓参りをしなさいと怒られたけれど、行ってみたかった。墓が生で見られてよかった。この下で二人で眠っているんだ…。タブノキがあって、葉っぱをさわさわしていた。力強い葉っぱだなと思った。

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●歌碑(気多大社

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信夫先生の詩は知らないけれど、春洋さんの春畠に~が見れて感動。

気多大社

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大きな神社でびっくり。でも、折口一行が座ったのではないかという階段のほうに激しく心持っていかれた。

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折口信夫句碑

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崩し字が読めないのと、歌を未履修だったけれど、タブノキの森の中にひっそりとある句碑がちょっと切なかった。みんなもっと来てくれるといいね。
裏にも文字が刻んでありました。

●大社焼きの窯に立ち寄ったら、折口信夫が書いた皿を見せていただいた上に、コーヒーまでいただく。地元の方がみんな優しくてうれしい。

●神社

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オオナムチの尊を祭っている神社。
ここもタブノキの森で、折口信夫の古代研究の写真の撮影地ではないかという話だった。


それから資料館に行って、資料を見せてもらう。
それから中尉問題や、年表のことなど話していたらあっという間に時間が過ぎて、翌日も案内していただけることとなった。感謝しかない。


翌日、まず、白鳥が来ているというので、白鳥を見に行った。

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鵠は、コウコウと鳴く。鳥へんのとなりの文字はその鳥の鳴き声を表しているかもしれないという話を聞く。コウコウと鳴く白鳥の声が、死者の書みたいだなと思った。

●一ノ宮の鳥居。大きい。昔ながらの参道が森へ続いていくような姿が新鮮だった。

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●一ノ宮の海。春洋さんの生家に近い海。光が反射してきれいだった。

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車窓から学校を見る。春洋さんが使っていたころの体育館が残っているとか。

●資料館に帰り、Fさんの資料をたくさん見せてもらう。大興奮。時間があっという間。学芸員さんも優しくて、いいところだなぁと思いました。Fさんはすごく春洋さんや折口信夫先生のことを調べていて、裏付けなどもとっていたり、もはや春洋氏学者なのでは…と感嘆してしまいました。質問に全部答えが返ってくるんですよ。うれしすぎる。

午後は金沢へ。
春洋さんが所属した小学校の町や下宿した町、軍隊時に下宿した町などを車窓から見学。
石川四高記念文化交流館では月吠えのポスターが飾ってあり、釈先生とはるみ君にであえました。
お茶を一服してお別れしたのですが、
本当に濃い2日間を過ごさせていただき、私の軽い気持ちが、金脈を掘り当てたぐらいのすごい出来事として自分の身に降りかかったので、何かしら自分が得た情報を、形にできればなぁと、思いました。

今回のツアーにかかわってくださいました皆様、特に2日間にわたって濃密な案内をしてくださったFさんどうもありがとうございました(大変お忙しい中恐悦至極です)!
(誤字脱字失礼します)

 

 

 

クッキー焼いた

簡単にできるというので、
薄力粉と片栗粉とアーモンドプードルを混ぜ、菜種油とメープルシロップを混ぜて乳化したものに加えて、クッキーの生地を作った。
へらで簡単にまとまり、冷蔵庫でやすませる必要もなかったので、そのまま楽しく型で抜いて、オーブンで焼いた。
バターも砂糖も使わないクッキーだったが、意外とおいしくできました。
半年ぶりぐらいのクッキーづくり、楽しかったです。はい。
レシピは↓

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うかたま 2013年 10月号 [雑誌]
 

 

サリエーリ生涯と作品を予約しました

FGO民ではないですが、
小さなころ、松本白鵬(前の幸四郎さん)が演じていたサリエリ
私にすごい性癖を植え付けたので、
復刊ドットコムさんで刊行される、『サリエーリ生涯と作品』を
予約いたしました。

みなさまいかがですか。

www.fukkan.com