紅宝石少年

ゆきやの読んだ本や行った場所を紹介する気ままブログ。ブログタイトル「紅宝石少年」は、大すきな漫画カストラチュラから。

『鬼談』感想

京極夏彦 『鬼談』の感想を。

【あらすじ】
藩の剣術指南役を仰せつかる桐生家に生まれた桐生作之進には右腕がない。それは、作之進が幼いころに父親が斬り落としたものだった。元服の夜、作之進に父親自らがそう告白した。一方、現在に一人の男の子が生まれた。姉は初めての弟をかわいがり、不器用だけど真面目な父と、優しい母が暮らす、絵に描いたように幸福な家庭であったが、ある日、一歳になった弟の右腕を握りしめ、表情のない目で見降ろす父を見た。過去と現在、二つの物語が奇妙に交錯する。(「鬼縁」)――怪談専門誌『幽』の連載ほか、書き下ろしを含めた九篇を収録。
角川ストアより

【感想】
最近記憶力に自信がないので、短編小説で京極夏彦が読めるのはありがたいです。
怪談をテーマにしているので、ほの昏い世界を堪能できます。
最後の一文で、奈落に叩き落される感じがして、
心がヒヤッとなります。それがたまらなくいい。
個人的に雨月物語のリメイク小説がお気に入り。
ああ、そういうお話の展開にしてしまうのかと。
やはり京極夏彦はすごいなぁ。と
改めて思わされた作品でした。

 

鬼談 (角川文庫)

鬼談 (角川文庫)