紅宝石少年

ゆきやの読んだ本や行った場所を紹介する気ままブログ。ブログタイトル「紅宝石少年」は、大すきな漫画カストラチュラから。

『ヴラド・ドラクラ 2巻/KADOKAWAハルタコミックス/大窪晶与』の感想

『ヴラド・ドラクラ 2巻/KADOKAWAハルタコミックス/大窪晶与』の感想を。

 

ヴラド・ドラクラ 2巻 (HARTA COMIX)

ヴラド・ドラクラ 2巻 (HARTA COMIX)

 

 


【あらすじ】
吸血鬼ドラキュラのモデルであり、残虐の王として知られるワラキア公・ヴラド三世。
その一方で、当時最強のオスマン帝国から母国を守り抜いた英雄であり、
革新的な政治力でワラキアの国力を高めた知略の王でもあった。
本書では、史実とフィクションをまじえ、ヴラド三世の生涯を描き出す。
[2巻のあらすじ]
信頼できる有能な配下を集め、徐々に勢力を拡大していくヴラド。
しかし、国内貴族たちの抵抗もまた激しくなっていく。
貴族たちは前君公の子息、ダン・ダネスティを担ぎ出し、
大国ハンガリーの力を得てヴラド追放に動き出していた――。
ヴラドに最大の危機が訪れる、第二巻!
KADOKAWAサイトより

【感想】
この漫画に出てくる、ヴラド三世は、貴族の勝手な行動に耐えつつも冷静に自分の味方を増やし、貴族に奪われていた公の権力を取り戻していく、沈着冷静キャラで描かれているので、どうして、500人も串刺しにしなければいけなかったのかという理由が、丹念に描かれ、単に残虐だったわけではなく、そうしなければいけない背景があったことを痛切に教えてくれる漫画となります。

話の構成も見事ですが、画力もしっかりしていて安心してみられます。
せっかく得た腹心を奪われ、孤独を深めていく先が予想されるのですが、孤独の中、沈着冷静に、それでいて狂気的に、恐怖の対象に、どうやってなっていくのか、3巻が楽しみな作品です。